特許
J-GLOBAL ID:200903027860681200

溶接熱影響部の靭性に優れた耐候性鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  二口 治 ,  伊藤 浩彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-004070
公開番号(公開出願番号):特開2007-186738
出願日: 2006年01月11日
公開日(公表日): 2007年07月26日
要約:
【課題】溶接性およびHAZ靭性を極力改善すると共に優れた耐食性を発揮し、しかも引張強さが570MPa以上の高強度を有する耐候性鋼板を提供する。【解決手段】化学成分組成を適切に制御すると共に、下記(1)式で規定されるW値が1.0以下、下記(2)式で規定されるY値が1.0以下を夫々満足し、且つベイナイト分率が90面積%以上の組織である。 W=1.3/{-0.1[Mn]+3[Cu]+2.5[Ni]+0.6[Mo]+0.3[Cr]+0.1}0.5 ... (1) Y=PCM/{0.18+0.02[([TS]-570)/100]2} ... (2) 但し、PCMは、所定の関係式で求められる値(質量%)であり、[TS]は、引張り強度実測値を示す。【選択図】なし
請求項(抜粋):
C:0.01〜0.08%(質量%の意味、以下同じ)、Si:1.0%以下(0%を含まない)、Mn:0.5〜2.0%、P:0.05%以下(0%を含まない)、S:0.01%以下(0%を含まない)、Al:0.01〜0.07%、Cu:0.1〜1.5%、Ni:0.2〜2.0%、Cr:0.3〜2.0%、Mo:1.0%以下(0%を含む)、Ti:0.005〜0.03%、Ca:0.0005〜0.005%、N:0.0020〜0.0080%を夫々含有すると共に、下記(1)式で規定されるW値が1.0以下、下記(2)式で規定されるY値が1.0以下を夫々満足し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、且つベイナイト分率が90面積%以上の組織であることを特徴とする溶接熱影響部の靭性に優れた耐候性鋼板。 W=1.3/{-0.1[Mn]+3[Cu]+2.5[Ni]+0.6[Mo]+0.3[Cr]+0.1}0.5 ... (1) 但し、[Mn],[Cu],[Ni],[Mo]および[Cr]は、夫々Mn,Cu,Ni,MoおよびCrの含有量(質量%)を示す。 Y=PCM/{0.18+0.02[([TS]-570)/100]2} ... (2) 但し、PCMは、下記(3)式で求められる値(質量%)であり、[TS]は、引張り強度実測値を示す。 PCM=[C]+[Si]/30+[Mn]/20+[Cu]/20+[Ni]/60+[Cr]/20+[Mo]/15+[V]/10+5[B]...(3) ([C],[Si],[Mn],[Cu],[Ni],[Cr],[Mo],[V]および[B]は、夫々C,Si,Mn,Cu,Cr,Mo,SiおよびNbの含有量(質量%)を示す。)
IPC (2件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/58
FI (2件):
C22C38/00 301F ,  C22C38/58
引用特許:
出願人引用 (3件)

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