特許
J-GLOBAL ID:200903027901983721

酸性紙の脱酸兼紙質補強剤の製法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-260063
公開番号(公開出願番号):特開平10-046497
出願日: 1996年07月30日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【課題】酸性紙の残留酸により劣化した紙、或は劣化が現に進行している紙に注入浸透し、脱酸と劣化紙質の補強を同時に行う。【解決の手段】劣化した酸性紙に補強物質とアルカリ物質を適量だけ同時に水を媒体としないで注入浸透をはかる。熱可塑性高分子物質を有機溶媒で溶かした第I液を用意し水酸化ナトリウムに少量の水を加え加熱液状にしたのち非イオン性界面活性剤を加えてできた第II液に第I液を加え攪拌後酸化マグネシウムを加えて均質化して得た液を第III液とする。これはアルカリ物質を含む熱可塑性高分子物質の有機溶媒溶液で、劣化の程度に応じて第I液で希釈して酸性紙に注入浸透させ、有機溶媒の気化乾燥によってアルカリ物質は脱酸に、熱可塑性高分子物質は劣化紙質の補強に役立つ。
請求項(抜粋):
(イ)熱可塑性高分子物質に有機溶媒を加えて加熱液状にした第I液(ロ)水酸化ナトリウムに少量の水を加えて加熱液状にしたものに非イオン性界面活性剤を加えて攪拌した第II液(ハ)第II液に第I液を加え均質になるまで攪拌したのち酸化マグネシウム粉末を加えた第III液(ニ)以上第II液に第I液を加えて得られる酸性紙の脱酸兼紙質補強剤第III液の製法

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