特許
J-GLOBAL ID:200903027944670611

硬質被覆層がすぐれた耐熱衝撃性を有する表面被覆サーメット製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-349649
公開番号(公開出願番号):特開2004-188500
出願日: 2002年12月02日
公開日(公表日): 2004年07月08日
要約:
【課題】硬質被覆層がすぐれた耐熱衝撃性を有する表面被覆サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】表面被覆サーメット製切削工具が、WC基超硬合金またはTiCN基サーメットで構成された工具基体の表面に、(a)蒸着形成されたTiC層、TiN層、TiCN層、TiCO層、およびTiCNO層のうちの1層または2層以上の積層で構成され、かつ3〜20μmの平均層厚を有するTi化合物層からなる下部層、(b)蒸着形成した状態でκ型結晶構造を有するAl2O3に加熱変態処理を施してα型結晶構造とし、前記加熱変態処理で発生した変態クラックが分散分布した組織を有し、かつ3〜15μmの平均層厚を有する加熱変態α型Al2O3層の下側層と、0.5〜2μmの平均層厚を有する蒸着形成されたα型結晶構造の蒸着α型Al2O3層の上側層、で構成された複合2重α型Al2O3層からなる上部層、前記(a)の下部層と(b)の上部層で構成された硬質被覆層を形成してなる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、 (a)蒸着形成されたTiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上の積層で構成され、かつ3〜20μmの平均層厚を有するTi化合物層からなる下部層、 (b)蒸着形成された状態でκ型結晶構造を有する酸化アルミニウムに加熱変態処理を施してα型結晶構造とし、前記加熱変態処理で発生した変態クラックが分散分布した組織を有し、かつ3〜15μmの平均層厚を有する加熱変態α型酸化アルミニウム層の下側層と、0.5〜2μmの平均層厚を有する蒸着形成されたα型結晶構造の蒸着α型酸化アルミニウム層の上側層で構成された複合2重α型酸化アルミニウム層からなる上部層、 以上(a)の下部層と(b)の上部層で構成された硬質被覆層を形成したことを特徴とする硬質被覆層がすぐれた耐熱衝撃性を有する表面被覆サーメット製切削工具。
IPC (3件):
B23C5/16 ,  B23B27/14 ,  C23C16/30
FI (3件):
B23C5/16 ,  B23B27/14 A ,  C23C16/30
Fターム (22件):
3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF25 ,  4K030AA03 ,  4K030AA10 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA18 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA42 ,  4K030BA43 ,  4K030BB01 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030JA01 ,  4K030LA22
引用特許:
審査官引用 (3件)

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