特許
J-GLOBAL ID:200903028009632139

エンジンの出力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-207028
公開番号(公開出願番号):特開平5-044558
出願日: 1991年08月19日
公開日(公表日): 1993年02月23日
要約:
【要約】【目的】 スロットルアクチュエータの応答能力に応じてカム切換ラインを定めることにより、アクチュエータに経時劣化を生じてもカム切換時のトルク段差を応答よく吸収する。【構成】 運転点がカム切換ラインを横切って出力カムの領域に入ったときは、カム切換機構73が出力カムに選択的に切換える。このカムの切換時にはまた、スロットル補正手段81によって切換前後の発生トルクが同一となるようにスロットル開度が減少補正される。一方、演算手段82がカム切換時のトルク段差ΔTをさらに演算手段83がこのトルク段差ΔTに応じてスロットルアクチュエータに要求される応答速度Vを演算する。この応答速度Vがスロットルアクチュエータの最高速度Vmaxを越えるときは変更手段85がカム切換ラインをトルク段差が小さくなる方向に変更する。
請求項(抜粋):
高出力を発生する特性に設定した出力カムと、燃費が良好となる特性に設定した燃費カムと、これらのカムを選択的に切換えるとともにこのカムの運動を吸排気弁の少なくとも一方に伝達するカム切換機構と、前記燃費カムから出力カムへのカム切換ラインをトルクとエンジン回転数に応じて設定する手段と、アクセル開度とエンジン回転数をそれぞれ検出するセンサと、アクセル開度検出値に対応するトルクと回転数検出値とから定まる運転点が前記カム切換ラインを横切ったかどうかを判定する手段と、この判定結果よりカム切換ラインを横切って出力カムの領域に入ったとき燃費カムから出力カムに切換わるようにカム切換信号を前記カム切換機構に出力する手段と、アクセルペダルとは独立してスロットルバルブを開閉駆動するアクチュエータと、要求アクセル開度に応じた出力トルクが生じるようにスロットル開度を制御する手段と、前記カムの切換時に切換前後の発生トルクが同一となるようにスロットル開度を減少補正する手段とを備えたエンジンにおいて、前記カム切換時のトルク段差を運転条件に応じて演算する手段と、このトルク段差に応じて前記スロットルアクチュエータに要求される応答速度を演算する手段と、この応答速度とスロットルアクチュエータの最高速度を比較する手段と、この比較結果より応答速度が最高速度を越えるとき前記カム切換ラインをトルク段差が小さくなる方向に変更する手段とを設けたことを特徴とするエンジンの出力制御装置。
IPC (4件):
F02D 45/00 330 ,  F01L 13/00 301 ,  F02D 43/00 301 ,  F02D 43/00

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