特許
J-GLOBAL ID:200903028016848813

動画像情報の信号処理方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-087441
公開番号(公開出願番号):特開平10-271514
出願日: 1997年03月23日
公開日(公表日): 1998年10月09日
要約:
【要約】【目的】 消費電力の低減を指向しながら、高画質を確保できしかも高速処理を図れる等とした動画像情報の信号処理方法及びその装置を提供することを目的とする。【構成】 時系列的に離隔した2つの画像間の動き補償予測を行うのに供するための動画像情報の信号処理方法において、動きベクトルの検出の指標となる画素値の差分絶対値和が最初に所定の閾値に達したとき以降の未探索領域でのブロックマッチングの工程を強制終了させる。これにより、十分な高画質を維持できる範囲で可及的に余分な信号処理を排除することができ、差分絶対値和を演算する差分絶対値和アレイ8の消費電力の低減を実現できる。差分絶対値和アレイ8は、演算された差分絶対値和と予め設定された所定の閾値とを順次比較する比較回路9を付設しており、該比較回路9は、前記所定の閾値に達したとき所定の出力をする。
請求項(抜粋):
時系列的に離隔した二つの画像間の動き補償予測を行うのに供するための動画像情報の信号処理方法において、前記動き補償予測は、再生画像内で選定された広範囲探索窓内における狭範囲探索窓を位置設定する工程と、前記狭範囲探索窓内で順次設定される照合マクロブロックについて、現画像内で参照されるべく位置設定された参照マクロブロックとの間で、夫々のマクロブロックの対応する画素値同士の差分絶対値に基づく差分絶対値和を演算するブロックマッチングの工程と、位置設定された前記狭範囲探索窓内の各照合マクロブロックについて演算された差分絶対値和が所定の閾値に達したとき、当該狭範囲探索窓における前記ブロックマッチングの工程を強制終了させる第1の強制終了工程と、前記狭範囲探索窓の拡張領域である広範囲探索窓から順次設定される各照合マクロブロックについて順次演算された差分絶対値和が前記所定の閾値に達したとき、当該広範囲探索窓における前記ブロックマッチングの工程を強制終了させる第2の強制終了工程と、前記広範囲探索窓内の全領域における前記ブロックマッチングの工程が全て完了した時点を前記ブロックマッチングの強制終了のときとする第3の強制終了工程と、前記所定の閾値に達したとき又は差分絶対値和が最小となるときの照合マクロブロックとして定義される予測マクロブロックの位置の前記参照マクロブロックの位置に対する2次元移動量である動きベクトルを検出する工程とを含むことを特徴とする動画像情報の信号処理方法。
IPC (2件):
H04N 7/32 ,  H03M 7/36
FI (2件):
H04N 7/137 Z ,  H03M 7/36

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