特許
J-GLOBAL ID:200903028048843473
伝動機構
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260046
公開番号(公開出願番号):特開平6-200996
出願日: 1993年10月18日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】【目的】 高速で公転回転運動をしつつ低速で自転回転運動をする偏心歯車を備えた偏心歯車減速装置において、偏心歯車の偏心した自転回転運動を、出力軸の偏心していない回転運動へ変換するために用いる伝動機構を、剛性が高くコンパクトで軽量な構成とする。【構成】 伝動機構は、円板形で周囲に略々等間隔で形成された4つの収容部を有するプレート部材22を含んでおり、偏心歯車に設けた一対の軸方向に突出したカム24a、24bと、出力軸に支持されたディスク部材に設けた一対の軸方向に突出したカム25a、25bとを、プレート部材に対して相対的に径方向へ変位自在な状態で、夫々のカムに対応した収容部の中に収容してある。トルク伝達に寄与する周方向に作用する力の全てが同一平面内に存在するように構成してプレート部材のひずみを回避し、トルク剛性を高めた。
請求項(抜粋):
歯車装置に用いる機構であって、第1軸の軸心を中心とした公転回転運動を高速で行なう偏心歯車の、その高速の公転回転運動に付随して生じる低速の自転回転運動を、第2軸の軸心を中心とした偏心していない回転運動へ変換するための機構において、該機構は、略々等間隔で形成された4つの収容部を有するプレート部材を含んでおり、前記偏心歯車に一対の軸方向に突出したカムを設けてあると共に、前記第2軸に支持されたディスク部材に一対の軸方向に突出したカムを設けてあり、それら一対ずつのカムを、前記プレート部材に対して相対的に径方向へ変位自在な状態で、夫々のカムに対応した前記収容部の中に収容してあり、更に、トルク伝達に寄与する周方向に作用する力の全てが、前記プレート部材の同一軸方向位置にある平面内に存在するように構成することによって、前記プレート部材のひずみを回避し、もってトルク剛性の低下を回避するようにしたことを特徴とする機構。
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