特許
J-GLOBAL ID:200903028055720638

4a,5,9,10,11,12-ヘキサヒドロ-6H-ベンゾフロ[3a,3,2-ef][2]ベンズアゼピン誘導体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-513527
公開番号(公開出願番号):特表平10-507457
出願日: 1995年10月23日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】4a,5,9,10,11,12-ヘキサヒドロ-6H-ベンゾフロ[3a,3,2-ef][2]ベンズアゼピン誘導体を製造するため、特に新規なブロモ-N-脱メチルガランタミン(4)及び新規なブロモガランタミン(5)を経てガランタミン(6)の製造を促進する方法が提案される。この方法では、化合物(2)が化合物(3)に酸化的に環化される。該化合物(3)はL-セレクトライドで、検出しうる量のエピブロモ-N-脱メチルガランタミンを形成することなく、新規なブロモ-N-脱メチルガランタミン(4)へジアステレオ選択的に還元される。新規なブロモガンタミン(5)は、メチル化によって得られ、この(5)から臭素を脱離して、(+/-)ガランタミン(6)を製造する。純粋なエナンチオマーをキラルな酸(特に酒石酸)の塩として沈殿させることによって得る。以下の反応ダイアグラムで示される方法は、高収率で純粋な生成物を全ての段階で与え、従って、この方法は工業的スケールで行うことができる。
請求項(抜粋):
下式よりなる群から選択される一般式を有する4a,5,9,10,11,12-ヘキサヒドロ-6H-ベンゾフロ[3a,3,2-ef][2]ベンズアゼピン誘導体又はこれらの塩の製造方法であって、及び 但し、R2、R4、X1及びX2は、同一であるか、又は異なっており、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、アルコキシ、低級アルキルであって、少なくとも1つのハロゲンで任意に置換されたもの、低級アルケニル、低級アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、ホルミル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルキルスルホニル、アラルキルスルホニル及びアリールスルホニルよりなる群から選択される; Y1及びY2は同一であるか又は異なっており、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、アルコキシ、低級アルキルであって、少なくとも1つのハロゲンで任意に置換されたもの、低級アルケニル、低級アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、ホルミル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルキルスルホニル、アラルキルスルホニル、アリールスルホニルよりなる群から選択されるか、又は一緒になって=O(ケトン)となる; Aは、ベンゼン核であり、該ベンゼン核は、低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、アルコキシ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、少なくとも1つのハロゲンによって置換されたアルキル、アラルキル、ヒドロキシル、1級アミノ、2級アミノ、3級アミノ、ニトロ、ニトリル、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルデヒド、カルボン酸、及びカルボン酸誘導体によって任意に一置換又は多置換される; Z-は、薬学的に許容しうる有機酸のアニオン又は無機アニオンである; R5は水素、ホルミル、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル及びアラルキルスルホニルよりなる群からから選択される;(A)一般式(III)の化合物を、 但し、R1及びR2は水素、少なくとも1つのハロゲンで任意に置換されたアルキル、アルケニル、アリール、アリールカルボニル、アラルキル、アルキルカルボニル、及びアラルキルカルボニルよりなる群から選択される。 X1は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びターシャリー-ブチルである;(B)一般式(IV)の化合物と縮合し、還元して、 但し、R3は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル及びアラルキルオキシカルボニルよりなる群から選択され、R3基は少なくとも1つのハロゲンで任意に置換される;一般式(V)の化合物を得ること、更に、R4が水素である場合、N-保護基を一般式(V)の化合物に任意に導入すること、(C)生じた一般式(V)の化合物を酸化的環化にかけること、(D)生じた一般式(I)の化合物(但し、Y1及びY2は一緒になって=O(ケトン)である。)を一般式(I)の化合物に還元することを特徴とする方法。
IPC (5件):
C07D491/06 ,  C07B 57/00 350 ,  C07D491/048 ,  C07D491/20 ,  C07M 7:00
FI (4件):
C07D491/06 ,  C07B 57/00 350 ,  C07D491/048 ,  C07D491/20
引用文献:
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