特許
J-GLOBAL ID:200903028070081498

内燃機関のバルブタイミング変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-091378
公開番号(公開出願番号):特開平9-280017
出願日: 1996年04月12日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 バルブの開閉タイミングを所定のタイミングに保持するためのロックピン及び係止穴の損傷を防止する。【解決手段】 吸気側カムシャフト11に設けられたベーン19の各突状部25をスプロケット18の溝部26内に配設する。突状部25の両側に油圧室を形成し、油圧室の油圧によりベーン19とスプロケット18とを相対回転可能とする。スプロケット18に貫通孔32を形成し、同孔32の内部にロックピン33を配設する。側板17にロックピン33が嵌入可能な係止穴37を形成し、同ピン33をスプリング36の付勢力により係止穴37側へ付勢する。係止穴37に供給される油圧によりロックピン33を係止穴37から押し出す。ロックピン33の係止が係止が解除された後に、ベーン19とスプロケット18が相対回転するようにスプリング36の付勢力を調節する。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有した第1回転体及び第2回転体と、前記第1回転体に形成された挿通空間内に配設された、受圧部を有する可動部材と、前記第2回転体に形成された係止凹部と、前記可動部材を前記係止凹部に近接する方向へと付勢する付勢手段と、前記両回転体のうち一方に形成された凹部内に、他方に形成された前記回転軸心の径方向に延びる凸部が配設されることにより、前記回転軸心の周方向において前記凸部の少なくとも一方側に区画形成された圧力室と、前記圧力室に所定流体圧の流体を供給するとともに、該流体圧と等しい流体圧を前記受圧部に対して作用させるための流体圧供給手段とを備え、内燃機関のクランクシャフト、及び同機関のバルブを開閉駆動するためのカムシャフトのうち、一方が前記第1回転体に駆動連結されると共に、他方が第2回転体に駆動連結され、圧力室に供給された流体の流体圧を前記凸部に作用させて前記両回転体を相対回転させることにより前記クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変更して前記バルブの開閉タイミングを変更し、更に、前記可動部材が前記付勢手段により付勢され前記係止凹部にて係止されることによって前記両回転体の相対回転が規制された状態と、前記受圧部に作用する流体圧により前記可動部材に駆動力を付与し同部材を前記係止凹部から離間する方向に移動させることによって前記係止凹部における可動部材の係止が解除され前記両回転体の相対回転が許容された状態と、を切換可能な内燃機関のバルブタイミング変更装置において、前記付勢手段によって前記可動部材に作用する付勢力を、前記両回転体に相対回転が生じる時の前記圧力室内における流体圧と等しい流体圧が前記受圧部に作用した際に前記可動部材に生じる駆動力よりも小さく設定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング変更装置。

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