特許
J-GLOBAL ID:200903028071867118

自在継手用軸受カップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-006796
公開番号(公開出願番号):特開平7-208492
出願日: 1994年01月26日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】 十字軸9と軸受カップ11aとの相対変位量が微小であっても、又、摩耗が進んだ場合でも、両部材9、11a同士の当接部に十分に潤滑油を送り込む。【構成】 軸受カップ11aの内面17の中央部に、放射方向に複数の突条21、21を形成する。各突条21、21の断面形状等を工夫して、突条21、21の先端と十字軸9端面との最大接触面圧を175kgf/mm2 以下にする。又、摩耗進行時にも、各突条21、21の側面と十字軸9端面とが成す角度を45度以下に規制する。
請求項(抜粋):
金属板により全体を一体の有底円筒状に造られて、円筒部と、この円筒部の一端を塞ぐ底部と、それぞれがこの底部の内面に直径方向内側から外側に亙って形成された複数の突条とを備え、内側に十字軸の端部を挿入した状態で使用される自在継手用軸受カップであって、これら各突条の長さ、数、並びに断面形状を、次の?@?Aの条件を満たすべく規制している自在継手用軸受カップ。?@ 未摩耗時に於ける上記各突条先端部の表面形状が円弧状凸面であり、自在継手の組立時に加えられる初期予圧に基づく最大接触面圧を175kgf/mm2 以下とすべく、上記円弧状凸面の曲率半径が、上記突条の長さ、数との関係で、一定値以上に規制されている。?A 上記各突条の先端部が上記十字軸端面との摩擦に基づいて一定量摩耗した時点での、上記各突条の側面と上記十字軸端面との交差角度で表される潤滑油の引き込み角を、上記各突条の先端面と上記十字軸の端面との相対変位に基づきこれら両面同士の接触部に十分量の潤滑油を取り込める角度とすべく、上記一定量摩耗した時点で上記各突条の先端縁に位置する事になる側面の上記十字軸端面に対する傾斜角度が一定値以下に規制されている。

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