特許
J-GLOBAL ID:200903028090868796

分離式カテーテル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-180964
公開番号(公開出願番号):特開平9-099058
出願日: 1996年07月10日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 特別な画像手段を使用せずに尿道内に設置でき、治療する患者の解剖学的特徴及び医師の技量といったものから独立したカテーテルを提供する。【解決手段】 前立腺閉塞の治療に用いられる分離式カテーテル(1)であって、先端カテーテル手段(2)及び基端導入手段(3)を備える。カテーテル手段(2)は、上方管状部材(8)及び下方管状部材(9)を備える。導入手段(3)はプッシャーチューブ(7)、及び、半剛性の中空調節ロッド(19)を備え、組合せた状態において、下方管状部材は横紋筋性括約筋の下方側に一時的に位置決めをするための手段(16)を備える。プッシャーチューブ(7)は、先端(24)においては一時的位置決め手段(16)と、また基端(25)においては一時的位置決め手段(16)を作動させる外部作動手段と接続される連通手段(18)を備える。
請求項(抜粋):
先端カテーテル手段(2)及び導入手段(3)を備え、両者が該カテーテルを尿道内に導くために互いに直線状に接続され、かつ前記カテーテル手段(2)を尿道内の正しい位置に留置するために互いに分離することができ、前記カテーテル手段(2)は、前立腺部の尿道に形状が適合するように比較的柔軟性を備えているが、前立腺部の尿道における人工通路を維持すべく充分な剛性を有しており、かつ該カテーテル手段が、それぞれ上方管状部材(8)及び下方管状部材(9)と称される二本の管状部材(8,9)を備えており、これら管状部材はそれぞれ、横紋筋性括約筋(13)のそれぞれの側において前記尿道チャンネルの上部(10)及び下部(11)に置かれ、かつこれら管状部材(8,9)は、可撓性を有して変形可能とされ前記横紋筋性括約筋(13)の小孔(13a)内でそれ自身引っ掛かる接続部材(14)によって互いに接続され、前記導入手段(3)は、プッシャーチューブ(7)と、外側断面が前記外側チューブ(7)の内側断面に適合する内部ロッド(19)とを備え、該導入手段は前記カテーテル手段を前記上方部材(8)まで挿管するために適合された長さを有している、男性の前立腺閉塞の治療用として使用される分離式カテーテル(1)であって、前記カテーテル手段(2)又は導入手段(3)は、前記横紋筋性括約筋の下方側に対して一時的に位置決めするための端部部材(16)を備える一方、前記導入手段(3)は、該導入手段(3)の基端(25)に配設されて前記一次的位置決め手段(16)を作動させるための外部手段(29)を備えていることを特徴とする分離式カテーテル。

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