特許
J-GLOBAL ID:200903028100308581

冷凍サイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-035404
公開番号(公開出願番号):特開平5-231731
出願日: 1992年02月21日
公開日(公表日): 1993年09月07日
要約:
【要約】【目的】 冷凍サイクル中の冷媒の蒸発圧力の低下を防止して冷凍サイクルの成績係数の悪化を防止する。【構成】 冷凍サイクル4は、比較的に高温の温度場とされた送風ダクト2内の室内側凝縮器14の風上側に配された室内側蒸発器18と、この室内側蒸発器18と比較して低温の温度場とされた車室外に配された室外側蒸発器19と、室内側蒸発器18の出口側と合流部24の上流側との間の冷媒流路21に第1感温部27を取り付けた第1膨張弁16と、合流部24の下流側と圧縮機13の吸入側との間の冷媒配管20に第2感温部28を取り付けた第2膨張弁17とを備えている。そして、室内側蒸発器18の出口側と合流部24の上流側との間の冷媒のスーパーヒートを第1設定値(例えば10°C)に設定し、合流部24の下流側と圧縮機13の吸入側との間の冷媒配管20の冷媒のスーパーヒートを第2設定値(例えば5°C)に設定している。
請求項(抜粋):
(a)冷媒を断熱膨張させる第1膨張弁と、(b)温度場の比較的に高い場所に設置され、前記第1膨張弁の下流側に接続され、前記第1膨張弁から流入した冷媒と第1被熱媒体とを熱交換させて冷媒を蒸発させる第1蒸発器と、(c)前記第1膨張弁に並列して接続され、冷媒を断熱膨張させる第2膨張弁と、(d)この第2膨張弁の下流側に接続され、且つ前記第1膨張弁および前記第1蒸発器に並列して接続され、前記第2膨張弁から流入した冷媒と前記第1被熱媒体より低温の第2被熱媒体とを熱交換させて冷媒を蒸発させる第2蒸発器と、(e)前記第1蒸発器から流出した冷媒と前記第2蒸発器から流出した冷媒とが合流する合流部より下流側に接続され、前記第1蒸発器および前記第2蒸発器から流入した冷媒を圧縮する圧縮機とを備え、(f)前記第1膨張弁は、前記第1蒸発器の出口側と前記合流部との間の冷媒温度を検知する第1感温部を有し、この第1感温部の部位における冷媒の過熱度が第1設定値となるように絞り量を可変し、(g)前記第2膨張弁は、前記合流部と前記圧縮機の吸入側との間の冷媒温度を検知する第2感温部を有し、この第2感温部の部位における冷媒の過熱度が前記第1設定値より低い第2設定値となるように絞り量を可変することを特徴とする冷凍サイクル。

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