特許
J-GLOBAL ID:200903028164794854

ポリオレフィンの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-289328
公開番号(公開出願番号):特開平7-138321
出願日: 1993年11月18日
公開日(公表日): 1995年05月30日
要約:
【要約】【構成】 マグネシウム、チタンおよびハロゲンを含有する固体触媒成分並びに有機アルミニウム化合物とからなる触媒系を用いてエチレンの重合を行うに際し、重合反応を2段階で行い、各段階において特定の割合で、特定の極限粘度のエチレン重合を特定の量の水素の存在下で行い、各段階で生成するエチレン重合体の極限粘度の比を特定の値にすることを特徴とする特定の極限粘度及び密度を有するエチレン系重合体の製造法。【効果】 本発明方法によれば、均一延伸性に代表される加工特性と高剛性、高衝撃強度等の優れた機械特性を兼ね備えた大型吹込成形に適したエチレン系重合体の製造法が提供される。
請求項(抜粋):
(a)少なくともマグネシウム、チタンおよびハロゲンを含有する固体触媒成分並びに(b)有機アルミニウム化合物とからなる触媒系を用いて、エチレンの単独重合又はエチレンと他のα-オレフィンの共重合を行うに際し、(イ)重合反応を2段階、すなわち第1の反応帯域で重合して得られた反応物の存在下に第2の反応帯域においてさらに重合する方式で行ない、(ロ)第1および第2の反応帯域のいずれか一方の帯域において、気相中のエチレンに対するモル比で0.1〜4の水素の存在下、エチレンの重合を行ない、極限粘度〔η〕A =1.0〜1.5の重合体Aを全重合体生成量の75重量%を越え90重量%以下の量生成させ、(ハ)他方の反応帯域において、気相中のエチレンに対するモル比で0〜0.1の水素の存在下、エチレン単独またはエチレンと他のα-オレフィンとを重合してα-オレフィン含有量5重量%以下で極限粘度〔η〕B =13〜20の重合体Bを全重合体生成量の25重量%未満で10重量%以上の量生成させ、(ニ)かつ(ハ)で生成する重合体Bと(ロ)で生成する重合体Aの極限粘度〔η〕の比〔η〕B /〔η〕A =10〜20の範囲になるようにし、(ホ)最終的に生成する全重合体の極限粘度〔η〕が3.5〜4.5(dl/g)密度が0.96〜0.97とする事を特徴とするエチレン系重合体の製造法。
IPC (2件):
C08F 10/00 ,  C08F 4/654 MFG

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