特許
J-GLOBAL ID:200903028214019580

直交周波数分割多重信号伝送方法及びそれに用いる受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-288355
公開番号(公開出願番号):特開平10-135924
出願日: 1996年10月30日
公開日(公表日): 1998年05月22日
要約:
【要約】【課題】 隣接搬送波の係数を加算平均してノイズを除去する場合には、シンボル同期信号に位置ずれが発生すると、平均した係数にずれが生じる。【解決手段】 DFT,QAM復号回路31は、シンボル番号及び参照信号を復号し、参照信号から伝送路特性を検出し、この伝送路特性から補正式を算出して記憶し、補正式を用いてディジタル情報信号の復号信号を補正すると共に、伝送路特性の係数を用いて、複数の搬送波のうち近傍の一対の搬送波間の位相差の近似値を算出することを、設定した数の搬送波のそれぞれについて行ってそれらの近似値の積算値を所定期間毎に求め、積算値を前回入力時と今回入力時とで比較して、その比較結果に応じて前進信号又は後退信号を出力する。ガードインターバル期間処理回路30は、前進信号又は後退信号に基づいてシンボル同期信号に基づくDFTウィンドウを積算値が極小となるように調整する。
請求項(抜粋):
送信側では、互いに周波数の異なる複数の搬送波のそれぞれを、各搬送波に割り当てられた伝送すべき情報信号で別々に変調し、前記複数の搬送波のうち所定の搬送波で既知の参照信号を送信して、周波数分割多重した直交周波数分割多重信号を生成してガードインターバルと有効シンボル期間からなるシンボル単位で送信し、受信側では、受信した前記周波数分割多重信号からシンボル同期信号を生成し、このシンボル同期信号に基づいて設定した時間窓に含まれる、受信した前記周波数分割多重信号を離散フーリエ変換して前記伝送すべき情報信号及び前記参照信号を復号し、この参照信号から前記搬送波の伝送路特性を検出し、検出した前記伝送路特性から補正式を算出して記憶し、前記補正式を用いて復号した前記情報信号を補正する直交周波数分割多重信号伝送方法であって、前記受信側は、前記伝送路特性を表す係数を用いて、前記複数の搬送波のうち近傍の一対の搬送波間の位相差の近似値を算出することを、設定した数の搬送波のそれぞれについて行ってそれらの近似値の積算値を求め、前回の積算値と今回の積算値とを比較して、その比較結果に応じて、得られる積算値が極小となるように前記時間窓の位相を調整することを特徴とする直交周波数分割多重信号伝送方法。
IPC (3件):
H04J 11/00 ,  H04L 27/38 ,  H04L 27/22
FI (3件):
H04J 11/00 Z ,  H04L 27/00 G ,  H04L 27/22 C
引用特許:
審査官引用 (1件)

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