特許
J-GLOBAL ID:200903028218490490

光ファイバ接続工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-164906
公開番号(公開出願番号):特開平10-010351
出願日: 1996年06月25日
公開日(公表日): 1998年01月16日
要約:
【要約】【課題】 光ファイバ接続器の素子を押し開く作業には細心の注意を払う必要があり、作業能率に不満があった。【解決手段】 楔20を素子2、2間に差し込んだ後に、楔20に手動で押込力を与える押し釦33に設けられたコロ33bが、押し釦33の押込力が解除されると同時に移動台35に設けられた押込突部35cに乗り上げた状態から移動台35の押圧力を緩める位置に移動し、移動台35が後退する構成とした。これにより、素子2、2間に差し込んだ楔20が引き抜き抵抗の作用で素子2、2間に差し込まれたままの状態で残り、側圧を与えること無く素子2の開放状態を維持する。
請求項(抜粋):
互いの長さ方向を揃えて配置されかつ付勢手段(4)により互いの接近方向に付勢されている二つ割り構造の素子(2)を有しかつ該素子の長さ方向一端側および他端側においてそれぞれ個別に一方および他方の光ファイバ(3、3)を該素子の間に挟持して前記光ファイバどうしを突き合わせ接続可能に調心位置決めする光ファイバ接続器(1)を利用して、前記光ファイバを突き合わせ接続するに際して使用される光ファイバ接続工具(10)であって、前記光ファイバ接続器を支持する支持機構(11)と、前記光ファイバ接続器の長さ方向に直交する方向から前記素子間に差し込まれたときには前記付勢手段の付勢力に抗して前記素子どうしを離間させる方向に押し広げることにより前記光ファイバの挟持を解除する分離部材(20)と、該分離部材を光ファイバ接続器に向けて押圧することにより前記分離部材を前記素子間に差し込む押圧機構(30)とを具備してなり、前記押圧機構は、支持機構に支持された光ファイバ接続器に対して接近離間自在に設けられ、光ファイバ接続器に接近時に分離部材に押圧力を与える移動台(35)と、光ファイバ接続器に接近する方向に移動台を押圧する押圧機構の押圧力が解除されると同時に移動台を光ファイバ接続器から離間させる引き戻し機構(35c)とを有し、移動台が光ファイバ接続器から離間した時には移動台と分離部材との相対変位が許容されるようになっていることを特徴とする光ファイバ接続工具。

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