特許
J-GLOBAL ID:200903028221765718

航空機用多軸サイドスティックコントローラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井ノ口 壽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-196312
公開番号(公開出願番号):特開平6-199292
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】【目的】 FBWシステムを用いた操縦装置において、センサ部と、グリップの操作に対し人間工学的に定められた最適な操作感が得られるフィール機構部を一体化することにより、小形軽量化を図りサイドスティック方式の操縦桿を容易に実現する。【構成】 インナシャフト7が図示しないグリップ部に連結され、ジンバル機構部10内にセンサ部が配置されている。ジンバル機構部10にはフィールスプリングの反力による操作力を得る前後方向フィール機構部Aと左右方向フィール機構部bとが設けられている。インナシャフト7の下部にはコイルスプリングにより反力を得る上下方向フィール機構部Dが、これを挟むようにねじり方向フィール機構部が設けられている。配線はフレキシブル回路基板により行われている。これにより、センサ部と各軸のフィール機構部とが一体構造となり、小型軽量化を実現できる。
請求項(抜粋):
3軸方向に対応し、前後倒動作,左右傾動作および回動(ねじり)の操作が可能なグリップ部と、前記グリップ部の端部が接続され、前記グリップ部の支点となるフォースセンサ基部と、前記グリップ部の各軸方向に対する操作に対し弾性歪みが生じるように前記フォースセンサ基部を中心として対称になるように一対の弾性部材を、各軸対応に設け、さらに前記各弾性部材にストレインゲージを設けてなるセンサ部と、前記グリップ部の端部に連設されているシャフトと、一端が固定され、上下方向に弾性を有する前後方向用フィールスプリングと前記シャフトに取り付けられ、前記グリップ部が前後方向に操作されていないときは、先端部が前記前後方向用フィールスプリングの他端に接した状態にあり、前記グリップ部が前後方向に操作されたときは、先端部が前記前後方向用フィールスプリングを押しつけて前記グリップ部にその反力を伝達するための前後方向用ローラアーム部とからなる前後方向用フィール機構部と、前記前後方向用フィールスプリングとは直角方向に配置されるように一端が固定され、上下方向に弾性を有する左右方向用フィールスプリングと前記シャフトに取り付けられ、前記グリップ部が左右方向に操作されていないときは、先端部が前記左右方向用フィールスプリングの他端に接した状態にあり、前記グリップ部が左右方向に操作されたときは、先端部が前記左右方向用フィールスプリングを押しつけて前記グリップ部にその反力を伝達するための左右方向用ローラアーム部とからなる左右方向フィール機構部と、前記シャフトとともに回動するように固定されたベースアッシと一端が固定され、前記グリップ部の軸に対し直角方向に弾性を有するねじり方向用フィールスプリングと前記ベースアッシに取り付けられ、前記グリップ部がねじり方向に操作されていないときは、先端部が前記ねじり方向用フィールスプリングの他端に接した状態にあり、前記グリップ部がねじり方向に操作されたときは、先端部が前記ねじり方向用フィールスプリングを押しつけて前記グリップ部にその反力を伝達するためのねじり方向用スライダ部とからなるねじり方向フィール機構部と、から構成されたことを特徴とする航空機用多軸サイドスティックコントローラ。
IPC (2件):
B64C 13/02 ,  G05G 9/047
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平1-289798
  • 特開平2-254097
  • 特公昭56-010239

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