特許
J-GLOBAL ID:200903028233310309

内燃機関における水温センサ故障時のフェイルセーフシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-135344
公開番号(公開出願番号):特開平8-326590
出願日: 1995年06月01日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【目的】 水温センサのフェイルセーフシステムにおいて、燃料供給量の適切な補正を可能にすると共に、運転条件に依らず運転性の向上を図ることを目的とする。【構成】 S4にて始動時と判定された後のS5においては、水温センサからの入力値Twを始動時設定値KTw1に切り換え、S7に進んで、Tw(=KTw1)と始動後設定値KTw2とを比較するが、KTw1<KTw2であるから、S8に進む。このS8では、Tw(=KTw1)を燃料噴射毎若しくは一定時間毎にアイドリング時の燃料噴射量と機関回転数とから求められる微小な水温補正分ΔTwずつ暖機後水温相当の始動後設定値に近づけた値に設定する。一方、S4にて始動後と判定された後、即ち、始動後の故障時と判定された後のS6においては、入力値Twを故障前の水温センサ出力値Tw1に切り換え、S7に進んで、Tw(=Tw1)とKTw2とを比較し、故障前の水温が始動後設定値未満の際には、S8に進んで前述した補正を実行し、始動後設定値以上の際には、S9に進んで始動後設定値KTw2に切り換える。
請求項(抜粋):
機関回転数を検出する回転センサと、機関冷却水温度を検出する水温センサとを含む各部に配設した機関運転状態検出用のセンサからの入力信号に基づいて、燃料供給装置から機関への燃料供給量を調節するように構成された内燃機関において、前記水温センサの故障を検出する故障検出手段と、機関が始動時であるか始動後であるかを判別する機関状態判別手段と、前記回転センサと、水温センサ故障検出手段及び機関状態判別手段から夫々出力される検出信号及び判別信号に基づいて、機関始動時の水温センサ故障時に、水温センサからの入力値を始動時設定値に切り換えると共に、その直後から前記始動時設定値を燃料供給毎若しくは一定時間毎にアイドリング時の燃料供給量と機関回転数とから求められる微小な水温補正分ずつ暖機後水温相当の始動後設定値に近づけた値に補正する始動時水温設定手段と、前記故障検出手段及び機関状態判別手段から夫々出力される検出信号及び判別信号に基づいて、機関始動後の水温センサ故障時に、故障前の水温が前記始動後設定値未満の際に前記補正を実行し、始動後設定値以上の際に始動後設定値に切り換える始動後水温設定手段と、を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関における水温センサ故障時のフェイルセーフシステム。
IPC (5件):
F02D 41/22 330 ,  F02D 41/06 330 ,  F02D 45/00 312 ,  F02D 45/00 360 ,  F02D 45/00
FI (5件):
F02D 41/22 330 L ,  F02D 41/06 330 A ,  F02D 45/00 312 Q ,  F02D 45/00 360 B ,  F02D 45/00 360 D

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