特許
J-GLOBAL ID:200903028239613630

内燃機関の燃料噴射弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-005095
公開番号(公開出願番号):特開平11-200984
出願日: 1998年01月13日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 燃料噴射弁における噴射率の制御の自由度を高める。【解決手段】 噴孔を開閉する第1のニードル1の段差からなる受圧面が制御圧力室40の圧力を受けるようになっており、制御圧力室40は電歪アクチュエータ110によって作動されるピストン50によって加圧される。それによって噴射期間の前期のリフト量が与えられる。このリフト量は電歪アクチュエータ110の印加電圧を変化させると段階的に変化する。ニードル1の頂面が第2のニードル120の下面に接触する位置まで上昇すると、2つのニードルは一体的に移動可能となる。この状態において、第2のニードル120のアーマチャ部121をソレノイド130によって吸引して上昇させると、第1のニードル1も共に上昇して噴射期間の後期のリフト量が与えられる。このようにして、広い範囲にわたってリフト量、従って噴射率の制御が可能になる。
請求項(抜粋):
制御圧力室をアクチュエータにより圧力制御することによってニードルを上下動させて高圧燃料の噴射を行う内燃機関の燃料噴射弁において、電歪アクチュエータの作動によってピストンが移動して圧力が変化する制御圧力室と、制御圧力室に対して下向きの受圧面をその中途に形成され、制御圧力室の圧力変化によって受圧面に作用する荷重の増減に伴って上昇、下降し、下方のシート部にて油だまりと噴孔の連通、遮断を行う第1のニードルと、第1のニードルが少量上昇した時点で第1のニードルの頂面に接触する下部接触面を有すると共に、第1のニードルのシート面積に相当する上部受圧面において噴射燃料圧を受圧することにより下方に押されており、噴射弁ケーシング内に設けられたソレノイドに対して常に微少な隙間を維持するアーマチャ部を有し、ソレノイドの吸引力の増減により上下動する第2のニードルと、を備えており、電歪アクチュエータの伸縮によって制御圧力室の容積を変化させ、制御圧力室の圧力を制御することによって第1のニードルの変位を制御し、かつ、ソレノイドに通電することによって第2のニードルの変位を制御することを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
IPC (4件):
F02M 51/06 ,  F02D 41/02 325 ,  F02D 41/38 ,  F02M 47/00
FI (5件):
F02M 51/06 Z ,  F02M 51/06 N ,  F02D 41/02 325 A ,  F02D 41/38 B ,  F02M 47/00 E

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