特許
J-GLOBAL ID:200903028245117008

受信装置及び受信方法、並びに無線システムの端末装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉浦 正知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-000394
公開番号(公開出願番号):特開平10-200505
出願日: 1997年01月06日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 RAKE方式の受信機で、サーチ時に加算回数に応じた閾値が設定でき、サーチ時間が高速化できると共に、フィンガへの最適なパスを確実に設定できるようにする。【解決手段】 PN符号の位相を所定のチップ毎に動かしながら、受信符号との相関値を求めていく際に、逆拡散出力を累積加算して、相関値を求めるようにしている。このとき、閾値発生回路61からは、逆拡散出力の累積加算数に応じた閾値を発生させる。すなわち、加算回数が増加するのに応じて、その閾値を大きくしている。または、加算回数を正規化して、閾値と比較する。そして、累積加算数が所定の閾値に達してない場合には、相関が弱いとして、直ちに次の位相にシフトする。
請求項(抜粋):
拡散符号によりスペクトラム拡散された信号を受信する受信装置において、マルチパスとなっている受信信号から個々のパスを検索するサーチャと、上記検索されたパスの夫々の受信信号を逆拡散してデータを復調する複数のフィンガと、上記複数のフィンガの出力を合成するコンバイナとを有し、上記サーチャは、送信時の拡散符号と同一のパターンで、順次その位相がシフトされる符号を発生する符号発生手段と、受信信号と上記符号発生手段からの符号とを乗算して逆拡散を行う逆拡散手段と、上記逆拡散手段の出力レベルを累積加算する毎に、上記逆拡散手段の出力レベルの累積加算値と閾値とを比較し、上記累積値が所定の閾値より小さければ相関が殆ど無いと判断するようにし、上記累積値が所定の上記閾値より大きければ、上記逆拡散手段の出力レベルを累積加算して相関値を求める相関値検出手段と、上記相関検出手段で検出された相関値の中から相関値の大きいものを複数個選択する手段とを備えるようにしたようにしたことを特徴とする受信装置。

前のページに戻る