特許
J-GLOBAL ID:200903028285734867

燃料タンクの燃料遮断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齋藤 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-360485
公開番号(公開出願番号):特開平6-201068
出願日: 1992年12月28日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 スティック現象を確実に阻止すると共に、小さな発条力をもたせたガス開閉弁を増設して、発条力のばらつきの絶対値を小さくし、燃料タンク内のガス圧が所定上昇値に達した際の開弁作動に、高い信頼性をもたせる。【構成】 タンク本体Tの蒸発燃料ガス中にあるときは、タンク本体T内がフロート3の連通孔3cとケーシング1のバルブハウジング1cに設けた弁口1eを介してバルブハウジング1cと連通している。タンク本体Tのガス圧が異常に上昇したときは、発条力の比較的小さなガス開閉弁6が開成して、蒸発燃料ガスをアウトレット2からキャニスタFへ放出してタンク本体Tの破損を防止する。ケーシング1内に燃料液Rが侵入するとフロート3に浮力が作用し、比較的発条力の大きな液止スプリング5bが弁体5aを押し上げ弁口1eを閉止し、燃料液Rの流出を阻止し、この状態で同上ガス圧が上昇すれば弁口1eは開成される。
請求項(抜粋):
タンク本体の上部に内設されて連通口を有するケーシングと、このケーシングの下部に付設されて、タンク本体外のキャニスタにエバポチューブを介して連通されるアウトレットと、上記ケーシング内に昇降自在なるよう嵌装されたフロートとからなり、当該ケーシングの底壁軸心から上突されたバルブハウジングには、前記フロートの軸心に下向きへ開口した案内洞を、昇降自在なるよう被嵌すると共に、当該案内洞の直上に臨設したフロート天板部には、連通孔と軸心にあって下突した作動突起とを設け、この作動突起を、前記バルブハウジングの上端に設けた弁座の弁口に遊嵌し、上記バルブハウジングとアウトレットとを区画する仕切弁座には仕切弁口を形成し、この仕切弁座とバルブハウジングに内装の弁体間に、燃料液遮断用の液止スプリングを介装して、通常状態にあっては上記弁体がフロートの前掲作動突起との当接により押下されて、フロートが燃料液中にあるときは、当該弁体が同上弁座の弁口を閉止するように、上記液止スプリングの発条力が設定され、前記の仕切弁座には、発生した蒸発燃料ガスが仕切弁口を介して連通するガス開閉弁が設けられていることを特徴とする燃料タンクの燃料遮断装置。
IPC (2件):
F16K 31/18 ,  B60K 15/01

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