特許
J-GLOBAL ID:200903028286904421

オレフィン重合用触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィン共重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大家 邦久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-018562
公開番号(公開出願番号):特開平10-212309
出願日: 1997年01月31日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 反応器への付着を伴わず粉体性状の良好な高分子量オレフィン共重合体を与える触媒成分、触媒、及びオレフィン共重合体の製造方法を提供する。【解決手段】 (1)微粒子担体を、式(I)又は(II)で示される化合物と接触させた後、活性水素含有化合物と接触させ、さらに式(III)で示されるイオン性化合物を接触させて得られる触媒成分、(2)前記触媒成分、有機アルミニウム化合物及びメタロセン化合物からなる触媒、及び(3)前記触媒の存在下でのプロピレンを必須成分とするオレフィン共重合体の製造方法。(R1)k(R2)l-M1-(X1)m(X2)n (I)Z1Z2Z3M2-Q-M3Z4Z5Z6 (II)[M4(R3)p(R4)q(R5)r(R6-Y)s]-[Z]+ (III)(式中の記号の意味は明細書に記載の通りである。)
請求項(抜粋):
微粒子担体(成分A)を、下記式(I) (R1)k(R2)l-M1-(X1)m(X2)n (I)(式中、R1およびR2は、互いに同一でも異なってもよく、各々水素原子、炭素数1〜40の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基の中から選ばれ、M1は周期表中の第14族元素(炭素を除く。)であり、X1およびX2は、互いに同一でも異なってもよく、各々ハロゲン原子、または酸素原子もしくは窒素原子によりM1と結合する原子団であり、l、mおよびnは0または1〜2の整数であり、k+l+m+n=4で、かつ0≦k+l≦2である。)または下記式(II)Z1Z2Z3M2-Q-M3Z4Z5Z6 (II)(式中、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5およびZ6は、ハロゲン原子、水素、炭素数1〜40の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、または酸素原子もしくは窒素原子によりM2またはM3と結合する原子団のうちの1以上であって、Z1、Z2およびZ3のうちの1以上およびZ4、Z5およびZ6のうちの1以上はハロゲン原子、または酸素原子もしくは窒素原子によりM2またはM3と結合する原子団の中から選ばれ、M2およびM3は周期表中の第14族元素(炭素を除く。)であり、Qは酸素原子、硫黄原子、窒素原子または炭素原子によりM2およびM3に結合する原子または原子団である。)で示される化合物の少なくとも一方(成分B)と接触させた後、活性水素含有化合物(成分C)と接触させ、さらに下記式(III)[M4(R3)p(R4)q(R5)r(R6-Y)s]-[Z]+ (III)(式中、M4はホウ素またはアルミニウムであり、R3、R4およびR5は、互いに同一でも異なってもよく、各々炭素数1〜20の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、アルコキシ基、またはハロゲン原子であり、R6は炭素数1〜20のアルキレン基、ハロゲン化アルキレン基、アリーレン基、ハロゲン化アリーレン基、シラニレン基、置換シラニレン基、シラアルキレン基、置換シラアルキレン基、オキサシラニレン基、置換オキサシラニレン基、またはオキサシラアルキレン基であり、Yはシリル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、またはアミノ基であり、Zは1価のカチオンであり、p、qおよびrは、0または1〜3の整数であり、sは1〜4の整数であって、かつp+q+r+s=4である。)で示されるイオン性化合物(成分D)を接触させることにより得られるオレフィン重合用触媒成分。
IPC (2件):
C08F 4/642 ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/642 ,  C08F 10/00

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