特許
J-GLOBAL ID:200903028301067973

リン酸型燃料電池発電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-118578
公開番号(公開出願番号):特開平9-306519
出願日: 1996年05月14日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】運転中に燃料ガスの供給量が不足する事態が生じても、これを早期に検知できるものにして、損傷の発生を回避し安全に運転できるようにする。【解決手段】リン酸を担持したマトリックス、これを挟持する燃料電極と酸化剤電極、燃料ガス流路を備えた燃料電極基材、酸化剤ガス流路を備えた酸化剤電極基材からなる単電池を積層してなるセル積層体2の側面より燃料ガス、酸化剤ガスを供給して電気化学反応により電力を得るものにおいて、セル積層体2の燃料ガス流路の出口面にガスサンプリングポート3a,3b,3cを設け、得たガス中の水素濃度を水素濃度測定器4a,4b,4cにより測定し、その出力信号をデータ処理装置5へと送り、2点間の水素濃度の差の絶対値が設定値を越えたとき異常信号を発するように構成する。
請求項(抜粋):
リン酸を担持した平板状のマトリックス、マトリックスを挟持する燃料電極と酸化剤電極、燃料電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を備えた部材、並びに酸化剤電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路を備えた部材とからなる単電池を、ガスの通流を遮断するセパレータを介在させ、複数層積層して方形状のセル積層体を構成し、セル積層体の相対する側面の一方から他方へと前記燃料ガス流路を通して燃料ガスを通流し、他の相対する側面の一方から他方へと前記酸化剤ガス流路を通して酸化剤ガスを通流して電気化学反応により電力を得るリン酸型燃料電池発電装置において、少なくとも一つの単電池の燃料ガス流路の出口面に少なくとも二つ以上のガスサンプリングポートを備え、かつ、各ガスサンプリングポートから得たガス中の水素濃度を測定する測定器と、該測定器からの出力信号を受けて、各ガスサンプリングポートから得たガス中の水素濃度の差の絶対値が設定値を越えたとき異常信号を出力するデータ処理装置とを備えたことを特徴とするリン酸型燃料電池発電装置。
FI (2件):
H01M 8/04 H ,  H01M 8/04 Z

前のページに戻る