特許
J-GLOBAL ID:200903028341216408

並列計算機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-179271
公開番号(公開出願番号):特開平7-036842
出願日: 1993年07月20日
公開日(公表日): 1995年02月07日
要約:
【要約】【目的】 相互結合した極めて多数のプロセッサ(PE)を有する超並列計算機において、高速な大域通信手段を提供すること。【構成】 あるPEの持つ情報をある範囲のPEに転送する並列計算機において、各PEは、隣接PEからの宛先付情報を入力し宛先と自番号が同一なら取込みそれ以外は宛先に応じ隣接PEに与える判定部と、得た情報を格納する記憶手段と、送信元の場合情報を作る情報作成部と、送信元と自身の位置関係により情報作成部又は判定部からの情報を転送する宛先を選択し又は得た情報を他には転送しない決定をする転送経路情報作成部と、宛先を情報に付し出力する転送制御部と、宛先付情報を宛先に応じ他の隣接PEに転送する送信部とを備え、転送開始初期に情報を得たPEの転送経路情報作成部は情報を得たPEを転送対象範囲に広く分布させるよう複数のPEを介して接続されるPEの宛先を複数選択する。
請求項(抜粋):
相互結合網により接続された複数のプロセッサを有し、1つのプロセッサが保持している情報をメッセージとして他のすべてのプロセッサまたは特定の範囲の複数のプロセッサに転送する大域通信を実行する並列計算機において、前記プロセッサの各々は、隣接するプロセッサから転送される宛先プロセッサ番号の付加されたメッセージを入力し、前記宛先プロセッサ番号と自身のプロセッサ番号とが一致する場合は前記メッセージを取り込み、一致しない場合は前記宛先プロセッサ番号に応じた他の隣接するプロセッサにそのまま転送する宛先判定部と、この宛先判定部によって取り込まれた前記メッセージを格納する受信メッセージ記憶手段と、自身が前記大域通信における前記メッセージの送信元となるプロセッサである場合に前記メッセージを作成する送信メッセージ作成部と、前記送信元となるプロセッサと自身のプロセッサとの間の前記相互結合網における相対的位置関係に基づいて、前記送信メッセージ作成部または前記宛先判定部から入力した前記メッセージを転送すべき1つまたは複数のプロセッサの宛先プロセッサ番号を選択すること、または前記宛先判定部によって取り込まれた前記メッセージを他のプロセッサには転送しないことを決定することのいずれかを実行する転送経路情報作成部と、この転送経路情報作成部から与えられた前記宛先プロセッサ番号を前記メッセージに付加して出力すること、または前記メッセ-ジを出力しないことを実行する転送制御部と、この転送制御部から与えられた前記宛先プロセッサ番号の付加された前記メッセージを、前記宛先プロセッサ番号に応じた他の隣接するプロセッサに転送する送信処理部とを具備してなり、前記大域通信の開始初期においては、前記送信元となるプロセッサおよび前記メッセージを取り込んだプロセッサの前記転送経路情報作成部は、前記メッセージを取り込んだプロセッサを前記大域通信の対象範囲に渡って広範に分布させるように、複数のプロセッサを介して遠方に接続されるプロセッサの宛先プロセッサ番号を複数選択することを特徴とする並列計算機。
IPC (3件):
G06F 15/173 ,  G06F 15/163 ,  G06F 15/16 390
FI (2件):
G06F 15/16 400 V ,  G06F 15/16 310 B
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-102455

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