特許
J-GLOBAL ID:200903028391512016

熱交換器およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-158958
公開番号(公開出願番号):特開平7-116831
出願日: 1994年07月11日
公開日(公表日): 1995年05月09日
要約:
【要約】【目的】 チューブ2の座屈やヘッダプレートの変形を招かず、ヘッダプレート5とサイドプレート9とを確実にろう付けする。【構成】 ヘッダプレート5の各圧入孔12に各チューブ2を圧入するとともに、一対のサイドプレート9の両端を一対のヘッダプレート5に当接させる。次にチューブ2の両端に口拡ピンを圧入し、コア両側チューブ2の両端を180度に口拡し、残りコア中央側チューブ2の両端を60〜80度に口拡する。次に一方のヘッダプレート5からコア等を吊り下げ、ろう付けする。この時、180度の口拡部大2aにより、コアの両側のチューブ2が、ヘッダプレート5の下方へずれるのが阻止される。このため、ヘッダプレート5とサイドプレート9の当接状態が保たれ、確実にろう付けされる。一方、コア両側は口拡角度が大きく、荷重も大きいが、この大きな荷重はサイドプレート9に受けられるため、コア両側のチューブ2は座屈しない。また、コア中央側は口拡角度が小さいため、荷重が小さくて済み、コア中央側のチューブ2も座屈しないし、ヘッダプレートの変形もない。
請求項(抜粋):
内部に流体通路が形成された複数のチューブ、および波状に蛇行して形成された複数のコルゲートフィンを積層してなるコアと、前記複数のチューブの端部を圧入する複数の圧入孔を備え、この複数の圧入孔内に前記複数のチューブの端部を圧入した状態で、前記複数のチューブの両端に接合される一対のヘッダプレートと、前記コアの両側に配された前記コルゲートフィンを挟んだ状態で、前記一対のヘッダプレートを連結する一対のサイドプレートとを備え、前記コア、前記一対のヘッダプレートおよび前記一対のサイドプレートを組付け、一方のヘッダプレートを治具で支え、この支えられたヘッダプレートの下方に前記コア等を吊り下げた状態で、炉内にてろう付けする熱交換器の製造方法において、前記一対のヘッダプレートの各圧入孔内に前記複数のチューブの両端を圧入するとともに、前記一対のヘッダプレートに前記一対のサイドプレートの端部を当接させ、少なくとも、ろう付け時に上側に配置される前記流体通路内に口拡ピンを挿入して、前記サイドプレート側の前記チューブの端部の口拡角度が、前記コアの中央部の前記チューブの端部の口拡角度よりも大きくなるように口拡し、この口拡された前記チューブの外縁によって、ろう付け時に上側に配置される前記ヘッダプレートから前記チューブが下方へずれることが防止された状態で、炉内にてろう付けされることを特徴とする熱交換器の製造方法。
IPC (4件):
B23K 1/00 330 ,  B21D 53/06 ,  B23K 33/00 310 ,  F28F 9/18

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