特許
J-GLOBAL ID:200903028441482229

ビデオシ-ケンスの特徴抽出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-361271
公開番号(公開出願番号):特開2000-224590
出願日: 1999年12月20日
公開日(公表日): 2000年08月11日
要約:
【要約】【課題】 MPEG-2およびMPEG-4の圧縮ビデオシーケンスからの特徴抽出の方法を提供する。【解決手段】 圧縮ビットストリームを検査することによって、ビデオシーケンスの時間的空間的圧縮の複雑さが特徴抽出について評価され、その複雑さを、ビデオシーケンスの時間的空間的特性の記述子として用いる。時間的空間的圧縮の複雑さの尺度は、マッチング基準として用いられ、また、絶対索引付け用に用いることもできる。特徴抽出は、情景変化検出技術と共に行うことができ、この組み合わせは、合理的な正確さを有し、非常に簡単であるという利点を有する。これは、圧縮した形の信号のエントロピー復号をベースにしており、計算的に高価な逆離散的コサイン変換(DCT)を必要としないからである。
請求項(抜粋):
少なくともIフレームのデータとPフレームのデータを含み、該Pフレームのデータが時間的に隣接するIフレームのデータを基準とする残りの相違のデータおよび移動ベクトルデータを含み、前記Iフレームのデータと前記Pフレームのデータの組み合わせが少なくとも1つのオブジェクトのビデオショットを構成する画像のフレーム単位のシーケンスを表す、圧縮した形のデジタル画像を表すビデオデータから特徴を抽出する方法であって、少なくともデータのそれぞれのPフレームについて移動圧縮複雑マトリクス(CCM)を構成するステップであって、該移動CCMが、それぞれが対応するフレームにおける前記少なくとも1つのオブジェクトの対応するマクロブロックについての移動ベクトルをコード化するのに必要なビット数を表す、第1の組の数値を含むステップと、少なくともデータのそれぞれのPフレームについての残りの圧縮複雑マトリクス(CCM)を構成するステップであって、該残りのCCMが、それぞれが対応するフレームにおける前記少なくとも1つのオブジェクトの対応するマクロブロックについての残りの相違をコード化するのに必要なビット数を表す、第2の組の数値を含むステップと、それぞれの移動CCMについて、マクロブロック当たりの移動ベクトルのコード化に費やす平均ビット数、Cavgmvを決定するステップと、それぞれの残りのCCMについて、マクロブロック当たりの残りの相違のコード化に費やす平均ビット数、Cavgresを決定するステップと、それぞれの前記移動CCMについて、該移動CCMについてマクロブロック当たりの移動ベクトルのコード化に費やす前記平均ビット数を、前記移動CCMにおけるそれぞれの前記値と比較して、対応する平均よりも小さいすべての前記値をゼロに低減して対応する閾値化移動CCMを作成するステップと、それぞれの該閾値化移動CCMについて、それぞれの該閾値化移動CCMにおけるゼロのランレングスを決定するステップと、それぞれの該ゼロのランレングスを合計して、それぞれの前記閾値化移動CCMに対応するゼロの総数、N0を決定するステップと、それぞれの前記ゼロのランレングスを、短いランレングス、中間のランレングス、および長いランレングスの種類に分類して、それぞれの前記閾値化移動CCMについて、それぞれの前記種類におけるメンバーの数、Nsr、Nmr、Nlrを決定するステップとを含み、対応するフレームの前記少なくとも1つのオブジェクトの部分のそれぞれについて、前記パラメータCavgmv、Cavgres、N0、Nsr、Nmr、Nlrは、特徴についての記述子を含むビデオシーケンスの特徴抽出方法。

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