特許
J-GLOBAL ID:200903028448883024

直接合成による過酸化水素の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-543388
公開番号(公開出願番号):特表2002-511378
出願日: 1999年03月31日
公開日(公表日): 2002年04月16日
要約:
【要約】過酸化水素の水溶液を、不均一系触媒の存在下に、水素と酸素とからの直接合成によって製造する。本発明によれば、反応器中に対応配置された触媒を有する反応器に、水蒸気で本質的に飽和したか又は飽和していない(=霧含有)H2及びO2を含有するガス混合物を供給する。供給したガス混合物(Nl/h)対取り出された液体(l/h)の体積比は、15.000であるか又はこれを上回る値、殊に20.000〜50.000に調節され、反応器を後にするガス混合物は、H2、O2及びH2O蒸気を濃厚にさせた後に再利用される。本発明によれば、付加的な濃縮をせずに、高いH2O2濃度を有する溶液が得られる。
請求項(抜粋):
水素と酸素とからの直接合成を含み、その際、水素と酸素とを含有するガス混合物を、水の存在下に連続的に、反応器中に固定床又は壁面被覆として対応配置された不均一系触媒の表面上に流動させ、形成された過酸化水素水溶液を反応器の下端で取り出す過酸化水素の水溶液の製造法において、反応器に、水蒸気で本質的に飽和又は過剰飽和させてある水素と酸素とを含有するガス混合物を供給し、反応器の内部で水蒸気の一部を凝縮及び/又は凝集させ、導入したガス混合物(Nl/h)と取り出された液体(l/h)との割合を15.000以上に調節し、かつ反応器を後にするガス混合物を、水素、酸素及び水蒸気を濃厚にさせた後に再利用することを特徴とする、過酸化水素の水溶液の製造法。

前のページに戻る