特許

J-GLOBAL ID：200903028453454930

溶接熱影響部靱性の優れた厚鋼板及びその製造方法

発明者： 浜田 一志 ,  長谷川 俊永
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 椎名 彊 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-335706
公開番号（公開出願番号）：特開平6-179941
出願日： 1992年12月16日
公開日（公表日）： 1994年06月28日
要約：

【要約】【目的】 本発明はHAZ靱性が優れた高張力鋼板及びその製造方法を提供する【構成】 重量%で、(1)C0.02〜0.18、Si≦0.5、Mn0.4〜2、P≦0.15、S0.001〜0.01、Al≦0.004、Nb0.003〜0.06、N≦0.005、Ti0.005〜0.02、Mg0.0001〜0.001、Ca0.0005〜0.005、平均直径1μm以下のTa2O5 0.005〜0.25、全Ta0.004〜0.22、残部鉄及び不可避的不純物からなる溶接熱影響部靱性の優れた厚鋼板。必要に応じCr0.05〜1、Ni0.05〜4、Mo0.05〜0.4、V0.005〜0.8、Cu0.05〜1.5、B0.003〜0.002の一種以上を含有する。(2)溶存酸素量0.003〜0.02の溶鋼中にTi、Mg添加後15分以内にCaを添加し、さらにTa2 O5 添加後凝固させる(1)記載の厚鋼板の製造方法。【効果】 HAZ靱性向上が図れ、安全性の高い溶接構造用鋼を提供できる。

請求項（抜粋）：

重量%でC :0.02〜0.18%Si:0.5%以下Mn:0.4〜2.0%P :0.015%以下S :0.001〜0.01%Al:0.004%以下Nb:0.003〜0.060%N :0.0050%以下Ti:0.005〜0.020%Mg:0.0001〜0.0010%Ca:0.0005〜0.0050%を含有し、Ti-Mg-Ca複合酸化物として粒子径が0.05〜2.0μmの粒子1×105 〜1×107 個/mm3 を含有し、さらに粒子の平均直径が1μm以下の酸化タンタル(Ta2 O5 )をTa2 O5 :0.005〜0.25%含有し、かつTa2 O5 として存在するTaを含めた全Ta量0.004〜0.22%を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる実質的にAlを含有しないことを特徴とする溶接熱影響部靱性の優れた厚鋼板。

IPC (6件)：

C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C21C 7/04 ,  C22C 33/06 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/54