特許
J-GLOBAL ID:200903028457273638
振動を利用した金属帯板の板幅方向張力分布の測定方法および装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-199572
公開番号(公開出願番号):特開平6-043051
出願日: 1992年07月27日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 帯鋼の圧延時に、圧延ロールを出て走行する帯鋼に振動を生じさせ、その変位の分布をしらべ、類型化された分布の形状のいずれかにあてはめることによって、板幅方向の張力分布のパターンを知る。 このパターンに従って、帯鋼に加えられている全張力(巻き取りモーターのトルクにより知られる)を割り振ることにより、板幅方向の張力分布を把握することができる。【効果】 非接触的な測定であって、帯鋼表面に傷をつける心配がない。変位の測定は絶対値でなく相対値について行なえばよいから、変位計のとりつけに精度を要しない。
請求項(抜粋):
張力の加えられている金属の帯板に振動を生じさせ、その振動による変位の分布を、一次共振モードおよび二次共振モードに関して板幅方向の複数の点において測定し、変位の分布の形状を下記イ)〜ヘ)の左欄のいずれかに分類し、それに応じて張力分布のパターンを下記イ)〜ヘ)の右欄のいずれかに決定し、帯板に加えられている全張力を、このようにして決定された張力分布のパターンに従って板幅方向の各位置に割り振ることからなる、振動を利用した金属薄板の振幅方向の張力分布の測定方法:区分 変位分布形状 張力分布パターンイ. 一次共振モードは中央において大であり両縁に向って 均一型 小となり、二次共振モードはほぼ中央に振動の節をもち 両縁に向って大となる。 ロ. 一次共振モードは中央付近でピークをもち両縁におい 凹型 てごく小となり、二次共振モードは両縁においてごく小 でありほぼ中央においても小であって、その間にピーク を2個もつ。 ハ. 一次共振モードは一縁において大であり中央に向って 凸型 減少してゼロになり、二次共振モードは一縁において大 であり中央に向っていったん減少したのち再び増大する ピークをもち、さらに減少するが他縁に至るまでに小さ いピークをもつ。 ニ. 一次共振モードが一縁において大で中央に向って減少 一縁落ち込み型 し、二次共振モードが一縁において比較的大で中央に向 または っていったん減少したのち増大してピークをもち、再び 他縁はね上り型 減少して他縁に向ってゼロになる。 ホ.一次共振モードも二次共振モードも両縁とほぼ中央に W型 おいて小であり、その間に2個のピークをもつ。 ヘ. 上記ホ)と上下が対称の変位分布形状。 M型
IPC (2件):
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