特許
J-GLOBAL ID:200903028461260028

断熱二重管の継手構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青野 順三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-326532
公開番号(公開出願番号):特開平5-141591
出願日: 1991年11月13日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 可撓性,封止性,断熱性のすぐれた断熱二重管の継手部を提供する。【構成】 本管1A,1Bは受口11A,挿口12Bを具えた鋳鉄管よりなる。鋳鉄管外面には断熱層3A,3Bを設け均一の外周面上へ保護管6A,6Bが重なる。本管同士を継合した間の隙間へ軟質保温体4が圧縮して押し込まれている。この上保護リング8で覆い少なくとも両側へ緩衝材9を接続する。軟質保温体と緩衝材全体を覆う熱収縮チューブ5が両保護管に亘って接着している。【作用】 本管が継合部で屈折しても軟質保温体の変形でこれを吸収し、断熱性を保ったまま封止作用を保つ。土中へ管路を布設したとき保護リングがあるから土圧によって継手部の保温層が不均一(保温層の偏り)になることがない。
請求項(抜粋):
一端に拡径した受口を具え他端を挿口としてゴムパッキンを介して隣接する管同士を継合する鋳鉄管を本管とし、該本管外周面上が断熱材で被覆され、該断熱材外周面がさらに保護管で被覆される断熱二重管において、断熱材は前記受口端面上の拡径した外周面上へも積層被覆して同一外径の断熱層を形成し、該断熱層外周面はさらに同一外径の保護管により被覆されるが、管の挿口側において少なくとも受口内へ嵌入する長さ以上の長さに亘って断熱層と保護管による被覆が欠落して本管外周面を露出し、前記欠落部端面と隣接管受口の端面およびここへ積層する断熱層端面との間に止水皮膜を介して環状の軟質保温体が圧縮状態で挿入され、該軟質保温体の外周面を被覆する保護リングが両保護管端部に亘って遊嵌され、該保護リングの両側へ環状の緩衝材が隣接して外嵌され、保護リングと緩衝材をすべて被覆する熱収縮チューブが両保護管に亘って接着していることを特徴とする断熱二重管の継手構造。

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