特許
J-GLOBAL ID:200903028512782377

射出成形法によるR-Fe-B系焼結磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-180648
公開番号(公開出願番号):特開平6-168812
出願日: 1993年06月24日
公開日(公表日): 1994年06月14日
要約:
【要約】【目的】 R成分とバインダーとの反応や成形体中に残留する炭素および酸素による磁気特性の劣化を防止し、磁場中での射出成形時に大きな着磁電流を必要とせず、複雑な形状、特に小型製品が得られる射出成形法によるR-Fe-B系焼結磁石の製造方法の提供。【構成】 R2Fe14B相とRリッチ相の2相を有する平均粒径1〜5μmの主相系合金粉末と、R3Co相を含むCo又はFeとRとの金属間化合物相に一部極力有機バインダーとの反応を抑えるように、主相系合金より平均粒径の大きい平均粒径8〜40μmのR2(FeCo)14B相等を含みかつ希土類金属含有量の多い液相系化合物粉末の2種類を所定割合で配合し、さらに粉末表面に樹脂又は遷移金属を被覆した原料を用い、バインダーとしてメチルセルロース及び/又は寒天と水との混練物となし射出成形し、脱バインダー処理後に焼結することにより、R-Fe-B焼結体中の残留酸素量と炭素量を大幅に減少でき、射出成形時の成形性が向上する。
請求項(抜粋):
R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)12原子%〜25原子%、B4原子%〜10原子%、Co0.1原子%〜10原子%、Fe68原子%〜80原子%を主成分とし、少なくともR2Fe14B相とRリッチ相の2相を有する平均粒径1〜5μmの主相系合金粉末と、R3Co相を含むCo又はFeとRとの金属間化合物相に一部R2(FeCo)14B相等を含み、R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)20原子%〜45原子%、Co3原子%〜20原子%、B12原子%以下、残部Feとする平均粒径8〜40μmの液相系化合物粉末の2種類の原料粉末を配合混合した原料粉末を用い、バインダー添加、混練後、射出成形を行うことを特徴とする射出成形法によるR-Fe-B系焼結磁石の製造方法。
IPC (7件):
H01F 1/08 ,  B22F 1/02 ,  B22F 3/02 ,  C22C 33/02 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/053 ,  H01F 7/02

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