特許
J-GLOBAL ID:200903028514426438

ポリプロピレンワックスの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-193640
公開番号(公開出願番号):特開平6-157664
出願日: 1993年08月04日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【構成】 重合の際に、マグネシウム-アルコキシ化合物、四価チタン化合物、ケイ素化合物およびアルミウム有機化合物から形成された触媒系を使用して、100 °Cより高い温度で溶液重合すると、高い結晶化度および良好な加工性のポリプロピレンワックスが得られ得る。【効果】 当該方法によって製造されたポリオレフィンワックスは、粘性〜硬い、無色の、非粘着性の、熱安定性の、容易に粉砕できる、IR分光法により測定したアイソタクチシティ度が70%より高い、そして170 °Cで測定した溶融粘度が504000mPa.s の生成物である。当該ワックスは、例えば、顔料調製物のための基剤として、印刷インキの耐磨耗仕上げに、艶消しペイントに、プラスチックを加工する際の助剤として、写真トナーの中の配合成分として、また、融点を高めるための作用剤として適している。
請求項(抜粋):
溶液状態で、≧110°Cの温度で、2〜100barの圧力で、チタン含有成分A、ケイ素含有成分Bおよびアルミニウム有機成分Cからなる触媒系の存在下に、プロピレンを単独重合または、プロピレンを、エチレンまたは式R-CH=CH2 (式中Rは炭素原子数2〜38のアルキル基である)で表されるオレフィン0.1〜5重量%と共重合することにより、>70%のIRアイソタクチシティおよび50〜4000mPa.sの溶融粘度を有すポリプロピレンワックスを製造する方法であって、成分Aが、式IMg(OR1 )n X2-n (I)〔式中R1 は同一のまたは異なるC1 〜C10-アルキル基であり、Xはハロゲン原子でありそしてnは1または2である。〕で表されるマグネシウム化合物を、式IITi(OR2 )m X4-m (II)〔式中R2 は同一のまたは異なるC1 〜C6 -アルキル基であり、Xはハロゲン原子でありそしてmは0〜4の数である。〕で表される四価チタン化合物とを反応させることによって製造され、成分Bとして、式IIIR3 p Si(OR4 )4-p (III)〔式中pは1、2または3であり、R3 は同一のまたは異なるC1 〜C16-アルキル基でありそしてR4 は同一のまたは異なるC1 〜C16-アルキル基であるかあるいは置換されていないまたはアルキル置換されたC5 〜C8 -シクロアルキル基、C6 〜C18-アリール基またはC7 〜C18-アラルキル基である。〕で表されるケイ素化合物が使用され、そして成分Cとして、式IVR5 q AlCl3-q (IV)〔式中qは1、2または3でありそしてR5 は同一のまたは異なるC1 〜C30-アルキル基である。〕で表されるアルミニウム化合物が使用されることを特徴とする、上記方法。
IPC (2件):
C08F 10/06 ,  C08F 4/656 MFG
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開平2-084404
  • 特開平2-084404
  • 特開昭62-158704
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