特許
J-GLOBAL ID:200903028537164678

オレフィンの重合方法、新規なポリオレフィン並びにこれから製造したフィルム及び物品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-506699
公開番号(公開出願番号):特表2003-503561
出願日: 1999年10月14日
公開日(公表日): 2003年01月28日
要約:
【要約】オレフィンの新規な重合方法が提供される。この方法には、少なくとも1種のオレフィンを少なくとも1種のメタロセン触媒と、より狭い分子量分布を有するポリマー生成物を製造する特定の化合物の存在下に接触させることが含まれる。また、オレフィン、少なくとも1種のメタロセン触媒及び本明細書で特定した化合物を接触させることにより、ポリオレフィンの分子量分布を狭くする方法も提供される。更に、新規なポリオレフィン並びにそれから製造されたフィルム及び物品が提供される。
請求項(抜粋):
重合条件下に、少なくとも1種又はそれ以上のオレフィンを、置換又は非置換のシクロペンタジエニル、置換又は非置換のペンタジエニル、置換又は非置換のピロール、置換又は非置換のホスホール、置換又は非置換のアルソール、置換又は非置換のボラタベンゼン及び置換又は非置換のカルボランから選択された少なくとも1種の部分を有する、少なくとも1種の遷移金属成分並びに少なくとも1種の助触媒成分を含んでなる少なくとも1種のメタロセン触媒並びに (a)ゲルマニウム、スズ及び鉛の酸化物; (b)シアノーゲン(C2N2); (c)式CE又はC3E2(式中、E=O及びNR,Rは、水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の炭素の酸化物又はイミド; (d)炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ及び鉛の、硫黄、セレン又はテルル含有カルコゲニド; (e)1個より多いカルコゲンを含有する、炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ及び鉛のカルコゲニド; (f)式C(E)(X)(式中、E=O,S,Se,Te又はNR,X=NR′(式中、R及び/又はR′は水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である))を有する、炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ及び鉛のカルコゲニドイミド; (g)式C(E)X2 (式中、E=O,S,Se,Te及びNR,Rは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基であり、そしてXはハロゲンである)の、炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ及び鉛のカルコゲニルハライド又はイミドハライド; (h)リン、ヒ素、アンチモン及びビスマスの元素形; (i)窒素、リン、ヒ素、アンチモン及びビスマスの酸化物; (j)窒素オキソ酸又はそのアニオンを含有する塩; (k)式EnXm(式中、Eは窒素、リン、ヒ素、アンチモン又はビスマスであり、そしてXはハロゲン又は擬ハロゲンであり、n=1〜10、そしてm=1〜20)のハロゲン化物; (l)一般式EnYm(式中、E=N,P,As,Sb及びBi;Y=S,Se,Te及びNR;n=1〜10;m=1〜40、そしてRは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の、窒素、リン、ヒ素、アンチモン及びビスマスのカルコゲニド又はイミド; (m)式EnYmXq (式中、E=N,P,As,Sb及びBi;Y=O,S,Se,Te及びNR;Xは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基であり、n=1〜20;m=1〜40;q=1〜40、そしてRは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)を有する窒素、リン、ヒ素、アンチモン及びビスマスのカルコゲニル又はイミド化合物; (n)インタープニクトゲン; (o)一般式(NPR2)x (式中、R=ハロゲン又は50個以下の非水素原子を含有するアルキル若しくはアリール基、そしてxは少なくとも2である)のホスファゼン; (p)一般式A(E)X3 (式中、A=P,As、Sb及びBi;E=NR又はCR2 ;Rは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基であり、そしてXは、水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の化合物; (q)水素化プニクトゲン; (r)酸素、硫黄、セレン及びテルルの元素形; (s)インターカルコゲン; (t)式EnXm(式中、E=O,S,Se及びTe;Xは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基であり、n=1〜10、m=1〜20)の1個又はそれ以上のカルコゲン及び1個又はそれ以上のハロゲンを含有する化合物; (u)一般式EOX2 (式中、E=O,S,Se及びTe;Xは、水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の化合物; (v)一般式EOX4 (式中、E=S,Se及びTe;Xは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の化合物; (w)一般的EO2X2(式中、E=S,Se及びTe;Xは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の化合物; (x)硫黄-窒素化合物; (y)式S(NR)n Xm (式中、n=1〜3;m=0〜6;Xは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基であり、そしてRは水素、ハロゲン、50個以下の非水素原子を含有するアルキル基、50個以下の非水素原子を含有するアリール基、50個以下の非水素原子を含有するシリル基、50個以下の非水素原子を含有するアルコキシ基、50個以下の非水素原子を含有するアミノ基、50個以下の非水素原子を含有するチオラト基又は50個以下の非水素原子を含有するボリル基である)の化合物; (z)硫黄オキソ酸、ペルオキソ酸及びそれらのアニオンを含有する塩; (aa)セレンオキソ酸、ペルオキソ酸及びそれらのアニオンを含有する塩; (bb)テルルオキソ酸、ペルオキソ酸及びそれらのアニオンを含有する塩; (cc)水素化カルコゲン; (dd)フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びアスタチンの元素形; (ee)インターハロゲン、そのカチオンを含有する塩及びそのアニオンを含有する塩; (ff)ポリハロゲン化物カチオン及び/又はアニオンを含有する塩; (gg)ホモレプチック又はヘテロレプチックハロゲンオキシド、そのカチオンを含有する塩及びそのアニオンを含有する塩; (hh)オキソ酸又はそれらのアニオンを含有する塩; (ii)ハロゲン化水素; (jj)NH4 F,SF4 ,SbF3 ,AgF2 ,KHF2 ,ZnF2 ,AsF3 、及びHF2-アニオンを含有する塩; (kk)ヒドロハリック酸; (ll)He,Ne,Ar,Kr,Xe及びRnオキシド、それらのカチオンを含有する塩及びそれらのアニオンを含有する塩; (mm)He,Ne,Ar,Kr,Xe及びRnハライド、それらのカチオンを含有する塩及びそれらのアニオンを含有する塩; (nn)He,Ne,Ar,Kr,Xe及びRnカルコゲニルハライド、それらのカチオンを含有する塩及びそれらのアニオンを含有する塩; (oo)水、アルコール、硫化水素及びチオールからなる群から選択された物質と、上記の化合物及び対応アニオンを含有するそれらの塩の何れかとを反応させることによって得られた生成物; (pp)有機過酸化物; (qq)水並びに (rr)これらの混合物からなる群から選択された化合物と接触させることを含んでなる、少なくとも1種又はそれ以上のオレフィンの重合方法であって、その化合物が、得られるポリマー生成物の分子量分布が、その化合物の不存在下に得られる、2よりも大きい分子量分布を有するポリマー生成物よりも狭くなるのに十分な量で、存在する方法。
IPC (4件):
C08F 4/606 ,  C08F 10/00 ,  C08J 5/18 CES ,  C08L 23:00
FI (4件):
C08F 4/606 ,  C08F 10/00 ,  C08J 5/18 CES ,  C08L 23:00
Fターム (47件):
4F071AA15 ,  4F071AA81 ,  4F071BB06 ,  4F071BB09 ,  4F071BC01 ,  4J028AA01A ,  4J028AB01A ,  4J028AC01A ,  4J028AC08A ,  4J028AC10A ,  4J028AC26A ,  4J028AC28A ,  4J028AC37A ,  4J028AC39A ,  4J028AC42A ,  4J028BA00A ,  4J028BA01B ,  4J028BB00A ,  4J028BB01B ,  4J028BC15B ,  4J028BC16B ,  4J028BC17B ,  4J028BC19B ,  4J028CA07C ,  4J028CA11C ,  4J028CA16A ,  4J028CA24C ,  4J028CA27A ,  4J028CA28A ,  4J028CA32C ,  4J028CA41C ,  4J028CA48C ,  4J028CA51C ,  4J028CA53C ,  4J028CA56C ,  4J028CA58C ,  4J028CB40C ,  4J028EB02 ,  4J028EB03 ,  4J028EB04 ,  4J028EB05 ,  4J028EB08 ,  4J028EB09 ,  4J028EB10 ,  4J028EC01 ,  4J028EC02 ,  4J028GA06
引用特許:
審査官引用 (5件)
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