特許
J-GLOBAL ID:200903028537958259

建築物の制振構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-172693
公開番号(公開出願番号):特開平10-018638
出願日: 1996年07月02日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】 梃子によって構造物に生ずる変位を増幅して粘性ダンパーに入力するため、大きな振動では粘性ダンパーの減衰抵抗が著しく大きくなって、構造物の補強を更に増大する必要がある。【解決手段】 主架構14の梁部材(一辺)12aの両端角部に、逆V字状に配置した一対の斜方ブレース16の下端をピン結合し、一方、梁部材(対向辺)12に高剛性のレバー部材18の上端部18aをピン結合(力点A)する。斜方ブレース16の上端をレバー部材18の中間部分にピン結合(支点C)し、レバー部材18の自由端部を粘性ダンパー22を介して梁部材12aに接続する。レバー部材18の自由端部(作用点B)と支点Cとの間に弾塑性ダンパー20を介設する。
請求項(抜粋):
水平方向および上下方向に適宜間隔を隔てて配置された柱部材と梁部材とによって矩形状の主架構が構成された建築物において、この矩形状の主架構の一辺の両端部または両端角部にそれぞれの一端をピン接合してV字状に一対の斜方ブレースを設けると共に、これら斜方ブレースの各一端を取付けた一辺に対向する対向辺にピン接合してレバー部材を設け、このレバー部材の中間部分に前記一対の斜方ブレースの各他端をピン接合し、このレバー部材の自由端部を粘性ダンパーを介して主架構の前記一辺に接続すると共に、このレバー部材の自由端部と斜方ブレースの各他端とのピン接合部との間に弾塑性ダンパーを介設したことを特徴とする建築物の制振構造。

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