特許
J-GLOBAL ID:200903028566377141

電解複合加工機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和田 成則
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-212565
公開番号(公開出願番号):特開平6-055347
出願日: 1992年08月10日
公開日(公表日): 1994年03月01日
要約:
【要約】【目的】 工作物を加工歪の少ない状態で表面粗度良くかつ平面度良く加工でき、しかも能率良く加工できるようにする。【構成】 砥石4は導電性を有する固定砥粒の砥石を用いる。粗研削を行う際は、ゲイン切換回路13でコントローラ12内のゲインを調節してスラスト磁気軸受10の軸受剛性を高く設定する。これにより、砥石4を切込テーブル2と一体の状態で移動させつつその砥石4で工作物Wを加工する。精密研削を行う際は、上記スラスト磁気軸受10の軸受剛性を低く設定した上で、工作物Wに作用する砥石4の圧力が一定となるように制御する。これにより、砥石4を一定の圧力で工作物Wに当接させつつその砥石4で工作物W側に生成される不動態化被膜を除去しながら工作物Wを加工する。
請求項(抜粋):
工作物と対向するように配置されると共に導電性を有する固定砥粒の砥石と、上記工作物が一体に取り付けられかつその工作物を回転させる主軸と、上記砥石が一体に取り付けられかつその砥石を回転させる砥石軸と、上記主軸又は砥石軸を支持すると共に軸受剛性を変更できる軸受部と、上記砥石と工作物とを相対的に接近させる切込テーブルと、上記砥石と工作物との隙間に供給される加工液と、上記砥石が陰極に接続されかつ上記工作物が陽極に接続された電源と、上記砥石と工作物との間に生じる電解作用で工作物側に不動態化被膜を生成しつつその不動態化被膜を除去する精密研削時には上記軸受部の軸受剛性を低く設定し、かつ工作物側に不動態化被膜を生成することなく砥石でその工作物を直接加工する粗研削時には上記軸受部の軸受剛性を高く設定する剛性変更手段と、この剛性変更手段で軸受部の軸受剛性を低く設定したとき、工作物に作用する砥石の圧力が一定となるように制御する定圧制御手段とを備えることを特徴とする電解複合加工機。

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