特許
J-GLOBAL ID:200903028576664904

誘導電動機のベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-255149
公開番号(公開出願番号):特開平6-105581
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年04月15日
要約:
【要約】【目的】 電流制御系の安定性を確保しながらトルク制御の応答性を高める。【構成】 トルク電流指令ITと励磁電流指令IOからディジタル演算の電流制御系によってトルク軸電圧VQと励磁軸電圧VDを得、この電圧からPWM制御によって誘導電動機をベクトル制御するにおいて、電圧VQとVDから一次電圧V1を求め、この電圧V1がPWM制御の最大電圧(制御率1)Vmaxを越えたときの偏差VDerr,VQerrで1/Zに格納されている前回値を補正するリミッタ部11eを設け、一次電圧が過大になったときに積分項の積分値をVmaxに相当する電圧VD,VQに制限しておき、一次電圧が低くなったときの積分値の戻りを早くする。
請求項(抜粋):
誘導電動機のトルク電流指令ITと励磁電流指令IOからディジタル演算の積分項を含む電流制御系によって誘導電動機のトルク軸電圧VQと励磁軸電圧VDを得、この電圧VQ,VDからPWM制御によって誘導電動機をベクトル制御するベクトル制御装置において、前記電流制御系は、前記トルク軸電圧VQと励磁軸電圧VDから一次電圧V1を求め、この電圧V1がPWM制御のための最大電圧Vmaxを越えたときの偏差をトルク軸成分及び励磁軸成分のエラー分VQerr及びVDerrとして求め、このエラー分で前記積分項の前回値を補正するリミッタ部を備えたことを特徴とする誘導電動機のベクトル制御装置。

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