特許
J-GLOBAL ID:200903028608762008

熱処理炉

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-190353
公開番号(公開出願番号):特開平7-043077
出願日: 1993年07月30日
公開日(公表日): 1995年02月10日
要約:
【要約】【目的】熱処理条件が高温、かつ、長時間の苛酷な条件であっても、処理室5内部の断熱材3に反り、劣化等が発生せず、十分に長時間の高温処理が可能な断熱壁構造を有する熱処理炉1を提供する。【構成】内部に設けられた被加熱物4を抵抗発熱体6から放射される輻射熱で加熱処理する熱処理炉1において、その炉壁の断熱壁構造3として、炉殻2、炉殻側成形断熱材30、熱処理室側成形断熱材31、および材質が異方性を有する黒鉛から成り、曲げ弾性率が0.5Ton/mm2 以下であって、かつ、その厚さが3mm以下の可撓性シート状保護材40を張設し、上記成形断熱材30、31の分割接合部と可撓性シート状保護材40の周囲に黒鉛から成る当板42、42′とL形部材43、43′を配設し、固定部材で炉殻側成形断熱材2表面に固定する。
請求項(抜粋):
被処理物を加熱する抵抗発熱体と、前記被処理物および抵抗発熱体を包囲し、内面に断熱材が固定された熱処理室とを有し、前記抵抗発熱体の表面から放射される輻射熱により前記被処理物を加熱処理する熱処理炉において、(イ)前記断熱材は、炉殻に固定された炉殻側成形断熱材と、前記炉殻側成形断熱材に積層され、前記熱処理室に面する熱処理室側成形断熱材の少なくとも二層からなり、(ロ)前記熱処理室側成形断熱材の表面に、曲げ弾性率が0.5Ton/mm2 以下であって、かつ、厚さが3mm以下の黒鉛から成る複数に分割された可撓性シート状保護材を接合して平面状に張設し、(ハ)前記熱処理室側成形断熱材の接合部には、黒鉛から成る当板を、また、前記断熱材の周辺部には、黒鉛から成るL形部材を配設すると共に、前記当板およびL形部材を固定部材で前記炉殻側成形断熱材の表面に固定したことを特徴とする熱処理炉。
IPC (3件):
F27D 1/00 ,  F27B 17/00 ,  F27D 1/14

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