特許

J-GLOBAL ID：200903028664178076

高収縮複合繊維およびその加工方法

発明者： 山中 昌樹 ,  中村 良司
出願人/特許権者： 東洋紡績株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-025341
公開番号（公開出願番号）：特開平6-240536
出願日： 1993年02月15日
公開日（公表日）： 1994年08月30日
要約：

【要約】【目的】 本発明は、手触りに優れた高密度布帛に成形可能な衣料用複合繊維とその加工方法に関し、特にアルカリ溶出処理後の収縮性の高い溶出型複合繊維とその加工方法の提供を目的とする。【構成】 2成分からなる溶出型極細繊維発現性複合繊維であり、50°Cでのアルカリ減量処理でも、充分な減量速度を有するポリマーを用いるために、減量処理時の熱履歴の悪影響を全く与える事なく、溶出成分の減量を行うことが可能であり、溶出成分の溶出後に、高い収縮能力を持つ素材を得ることが出来る。

請求項（抜粋）：

2成分AおよびBの熱可塑性重合体より構成される複合繊維であり、B成分は繊維中10〜50重量%を占めており、50°Cのアルカリ水溶液(60g/l)で100%/hr以上の溶解速度を有する低温溶出型のポリマーであり、AがBにより完全に独立分離された複合形態を有し、B成分をアルカリ溶出した後にAが1.5〜0.1dpfに分離する溶解型の複合繊維であり、60°C以下のアルカリ溶出処理後のAの90°Cにおける乾熱応力が30mg/d以上かつ、10mg/d荷重下、90°C水中での湿熱収縮率が5%以上であることを特徴とする高収縮複合繊維。

IPC (4件)：

D03D 15/04 ,  D01F 6/92 307 ,  D01F 8/14 ,  D06M 11/38

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開昭59-147231
  
• 特開平2-118427
  
• 特開平4-301517