特許
J-GLOBAL ID:200903028676657140

吸収式冷凍サイクル装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-334887
公開番号(公開出願番号):特開平7-190543
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】 始動時の立ち上がりを向上させる、あるいは始動時や運転中に蒸発器の凍結を防止する。【構成】 吸収式冷凍サイクル装置1は、高温再生器3、低温再生器4で得られた水蒸気を真空状態に配された蒸発器6で蒸発させ、蒸発器6を通過する熱媒体を冷却する。凝縮器5で液化した液冷媒のほぼ半分は、冷媒トレイ27から第1供給路28を通って蒸発器6に供給され、凝縮器5で液化した液冷媒の残り半分は、凝縮器5の下部の溜部30に溜まる。溜部30に溜められた液冷媒は、電磁弁32によって流れが制御される第2供給路31を通って蒸発器6に供給される。電磁弁32は、制御装置18によって、始動後の第1設定時間が経過した後、第2設定時間の間開かれる。この結果、蒸発器6の配された室内の圧力が低下した際に、第2供給路31から液化冷媒が蒸発器6に供給されるため蒸発器6に送られる液化冷媒の凍結を防止することができる。
請求項(抜粋):
吸収液を加熱させる加熱部を備え、この加熱部で吸収液を加熱することによって吸収液の一部を気化させる再生器と、この再生器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮器と、この凝縮器で液化した液化冷媒を低圧下で蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸発した気化冷媒を吸収液に吸収させる吸収器とを備える吸収式冷凍サイクル装置において、(a)前記凝縮器に設けられ、この凝縮器で液化した液化冷媒を蓄える溜部と、(b)前記凝縮器から前記蒸発器へ液化冷媒を供給する第1供給路とは別に設けられ、前記溜部に蓄えられた液化冷媒を前記蒸発器へ供給する第2供給路と、(c)この第2供給路に設けられ、前記溜部から前記蒸発器へ供給される液化冷媒の流量を制御する電磁弁と、(d)前記第1供給路から前記蒸発器へ供給される液化冷媒の供給流量が少ない、あるいは供給流量が無いときに、前記電磁弁を開く制御装置とを備える吸収式冷凍サイクル装置。
IPC (2件):
F25B 15/00 306 ,  F25B 15/00

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