特許
J-GLOBAL ID:200903028684085376

制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-245384
公開番号(公開出願番号):特開平8-108836
出願日: 1994年10月11日
公開日(公表日): 1996年04月30日
要約:
【要約】【目的】後輪制動圧系にプロポーショナルバルブ等の液圧調整弁を介装した自動変速機を搭載する後輪駆動車両にあって,駆動輪である後輪にクリープトルクがかかったときの後輪制動力を高めて制動距離を短縮すると共に,前輪制動力の増加量を抑制して舵取り効果を確保する。【構成】クリープトルクが後輪に発生する条件として,車速VC が所定車速値VC0以下であり且つ自動変速機で選定されている変速比iが1速変速比i1 である場合に、オンデューティの制御信号SACT をアクチュエータであるソレノイドに向けて出力し、ソレノイドの通電励磁によりバルブ折れ点を可変としたプロポーショナルバルブのバルブ折れ点に相当する液圧を,当該車速VC で発生し得るクリープトルク分だけ,増圧側に変更設定する構成とした。
請求項(抜粋):
少なくともアクセルペダルの操作量に応じた回転駆動力を出力する機関と、少なくとも車速に応じた変速比を設定して当該変速比で前記機関の回転駆動力を変換する自動変速機と、前記自動変速機で変換された前記機関の回転駆動力を後輪に伝達する後輪駆動力伝達装置とを備えた車両にあって、少なくともブレーキペダルの操作量に応じた制動用作動流体圧を発生する流体圧発生装置と、前記流体圧発生装置で発生した制動用作動流体圧が所定の流体圧値以上となったときに,後輪の制動力が理想制動力配分より小さくなるように,当該制動用作動流体圧を小さく調整して当該後輪の制動用シリンダに供給する後輪制動圧調整装置とを備えた制動力制御装置において、前記後輪制動圧調整装置は、前記所定の流体圧値を制御信号に応じて調整可能な所定流体圧値調整手段を備え、車両が所定の車速以下で低速走行していることを検出する低速走行検出手段と、前記自動変速機で設定された変速比が小さい変速比であることを検出する小変速比検出手段と、前記低速走行検出手段で検出された低速走行検出値及び前記小変速比検出手段で検出された小変速比検出値に応じて,前記所定流体圧値調整手段で調整される所定の流体圧値を所定量だけ大きく設定する制御信号を出力する所定流体圧値制御手段とを備えたことを特徴とする制動力制御装置。

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