特許
J-GLOBAL ID:200903028716416566

生体活動電流源推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-320956
公開番号(公開出願番号):特開平7-148131
出願日: 1993年11月26日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 生体内電流源を容易かつ精度よく推定することができる生体活動電流源推定方法を提供する。【構成】 電流源の位置,大きさ,方向を最小ノルム法を用いて推定する方法であって、電流源によって生じる磁界の直交する3方向成分を複数個の磁気センサで同時に検出し(S1)、被検体内に多数の格子点を設定し、各格子点上の未知の電流源と3方向成分の磁界データとの関係式を最小ノルム法により解いて各格子点上の電流源を求め(S2,S3)、各電流源の大きさに応じて、各格子点に電流源が存在する確度を求め(S4)、これらの確度に基づき、格子点群を複数個のグループに分割し(S5)、分割格子点群のそれぞれにおいて最大の大きさをもつ電流源が存在する格子点の付近に他の格子点を移動させ(S6)、再配置された各格子点上の電流源を最小ノルム法により求める。
請求項(抜粋):
生体活動電流によって生じる磁界を複数個の磁気センサで検出することによって、前記生体活動電流源の位置,大きさ,方向の何れかを含む物理量を推定するにあたり、被検体内に多数の格子点を設定し、各格子点上の未知の電流源と前記各磁気センサによって計測された磁界データとの関係式を、前記各格子点の電流源を要素としたベクトルのノルムを最小にするという条件を付加することによって解いて、各電流源の物理量を求める手法(最小ノルム法)を用いた生体活動電流源推定方法において、(a)生体活動電流によって生じる磁界の直交する3方向成分を複数個の磁気センサで同時に検出する第1過程と、(b)被検体内に多数の格子点を設定し、各格子点上の未知の電流源と前記第1過程で得られた直交する3方向成分の磁界データとの関係式を前記最小ノルム法により解いて各格子点上の電流源を求める第2過程と、(c)前記第2過程で得られた各格子点の電流源の大きさ(強度)に応じて、各格子点に電流源が存在する確度を求める第3過程と、(d)前記第3過程で求められた確度に基づき、前記格子点群を複数個のグループに分割する第4過程と、(e)分割された各格子点群のそれぞれにおいて最大の大きさをもつ電流源が存在する格子点の付近に他の格子点を移動させて格子点群を再配置する第5過程と、(f)前記再配置された各格子点上の電流源を前記最小ノルム法を用いて求める第6過程と、を備えたことを特徴とする生体活動電流源推定方法。
IPC (3件):
A61B 5/05 ,  G01N 27/00 ,  G01N 27/72

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