特許
J-GLOBAL ID:200903028746693165

電動機の冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-035264
公開番号(公開出願番号):特開平5-236705
出願日: 1992年02月21日
公開日(公表日): 1993年09月10日
要約:
【要約】【目的】 電動機のステータコア、及びステータコアに巻設された励磁巻線の熱を吸収してステータを効果的に冷却する電動機の冷却装置を提供する。【構成】 ステータコア14内部に軸線方向へ冷却液流路30を延設し、ステータコア14を挟持する前ハウジング20及び後ハウジング22に冷却液連通路32及び34を形成して、電動機に1つの連続する冷却液通路を設ける。さらに、ステータコア14に巻設された励磁巻線16を、熱伝導性複合樹脂材料からなる伝熱部材42によって被覆する。熱伝導性複合樹脂材料は、耐熱性及び成形性に優れた樹脂に、酸化アルミニウム等の熱伝導性の高い電気絶縁性の粒状材料を充填材として混入、形成される。伝熱部材42は、励磁巻線16と、ステータコア14のスロットの内壁面、並びに前ハウジング20及び後ハウジング22の各内壁面、との間を熱的に連結する。
請求項(抜粋):
モータハウジングと、該モータハウジングの内側に固定され、内周部に複数のスロットを有した略円筒状のステータコア、及び該ステータコアの該スロットの各々に巻設される複数の励磁巻線からなるステータと、該ステータの内側に回転可能に配置されるロータとを備えた電動機の、前記ステータの発熱を吸収するための冷却手段を備えた電動機の冷却装置において、前記冷却手段は、前記ステータコアの軸線方向全長部分、及び該ステータコアの軸線方向両端面から突出する前記励磁巻線のコイルエンド部の突出長部分に亙って、少なくとも前記モータハウジング内部に延設され、冷却媒体を通す冷却媒体通路と、前記複数の励磁巻線を被覆して、該励磁巻線と前記ステータコアのスロットの内壁面及び前記モータハウジングの内壁面との間の各空間を埋め、該励磁巻線と該ステータコア及び該モータハウジングとを熱的に連結する伝熱部材、とを具備し、前記伝熱部材は、耐熱性樹脂材料に、熱伝導性に優れかつ電気絶縁性を有する粒状材料の粒子群を混入してなる熱伝導性複合樹脂材料から成型され、前記複数の励磁巻線の熱を、前記伝熱部材、前記ステータコア、及び前記モータハウジングを介して前記冷却媒体通路を通る冷却媒体によって吸収することを特徴とする電動機の冷却装置。
IPC (2件):
H02K 9/22 ,  H02K 9/19

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