特許
J-GLOBAL ID:200903028759639100
減衰力調整式油圧緩衝器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-354208
公開番号(公開出願番号):特開平10-184761
出願日: 1996年12月17日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、可動部材を配置したソレノイドの流体室内への異物の侵入を防止する。【解決手段】 油液を封入したシリンダ2内に、ピストンロッド6を連結したピストン5を摺動可能に嵌装し、シリンダ2の側面部に減衰力発生機構26を取付け、スプール弁35のスプール50を比例ソレノイド36によって移動させて減衰力を調整する。比例ソレノイド36の油室45内に可動鉄心46を配置し、作動ロッド49に可撓性の隔膜57を取付け、隔膜57によって、油室45とピストンロッド6の伸縮によって油液が流通する油通とを遮断し、油室45内に油液を封入する。隔膜57によって、油通路側で生じた摩耗粉等の異物が油室45内に侵入するのを防止することができる。隔膜57によって、可動鉄心46のディザ振動等の振動がやわらげられるので、異音の発生を低減することができる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダに対して伸縮するロッドと、該ロッドの伸縮よって油液が流通する油通路と、該油通路に設けられ油液の流通を制御して減衰力を調整する減衰力調整弁と、該減衰力調整弁の弁体を駆動するソレノイドと、を備えてなる減衰力調整式油圧緩衝器において、前記ソレノイドは、流体が封入された流体室を内部に形成するケーシングと、該ケーシングに設けられたコイルと、前記流体室内に摺動自在に配置され、該コイルへの通電電流に応じて前記弁体を駆動する可動部材と、を備えており、前記油通路と前記流体室との間には、該油通路と流体室とを隔絶する可撓性の隔膜が設けられていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
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