特許
J-GLOBAL ID:200903028781245469

イメージスキャナ入力文字画像データの傾き補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-045693
公開番号(公開出願番号):特開平9-237318
出願日: 1996年03月04日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】OCRに傾斜して入力された文字画像データをデータ保護用のメモリ領域を用いずに同一メモリ内で正しい配置に補正転送する。【解決手段】OCRに入力された文字画像データを表示装置の画面に文書画像として表示し、傾きの補正処理において基準なる直線を文章の流れに沿うように指定入力し、指定入力した基準線の傾斜角度を求めてその絶対値によって補正対象文書の横書き縦書きの書式区分を判定し、符号によって傾斜の方向を判定して補正にあたって行う回転処理における補正角度を得る。そうして、当初入力の文字画像データを文字画像データがもともと入力されていないブランク領域または既に転送処理が終了したアドレス領域となるように行アドレスの補正をしながら回転転送する。
請求項(抜粋):
読取対象の文書がイメージスキャナのスキャニングベッドに正しく配置設定されず、イメージスキャナの走査によって得られた文字画像データが文字認識プロセッサの画像メモリ領域にメモリの行列のアドレス配列に対して傾斜して書込み入力されたとき、この入力文字画像データの傾きを補正する方法であって、入力されて表示装置の画面に傾斜して表示された文書画像上で文章をなす文字列に沿って直線を基準線として指定入力し、指定入力した基準線の始点と終点の座標偏差の比Rを演算し、イメージスキャナスキャニングベッドへの読取対象文書の設定が正規の方向に対して±45°以上傾いて設定されることがないことを前提に、基準線の始点終点の座標偏差の比Rの絶対値が1以下なら読取対象文書の書式を横書きと判定し、1以上なら縦書きと判定し、前記基準線の始点終点の座標偏差の比Rの逆正接の値を求めて基準線の傾斜角度θを検出し、書式を横書きと判定したときには画像メモリ領域において文字画像データを回転再配列して傾きを補正するにあたっての補正回転角度ψの値を基準線の傾斜角度θの符号反転値とし、書式を横書きと判定している場合には補正回転角度ψの値を基準線の傾斜角度θの余角相当値とし、この補正回転角度ψの絶対値が予め定めた上限角度以下で符号が負のときには空でない文字画像データが存在している実画像域に外接する四辺形の左上隅に相当のアドレスを回転の中心として反時計方向に前記補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスとし、前記補正回転角度ψの絶対値が上限角度以下で符号が正のときには前記実画像域に外接する四辺形の右上隅に相当のアドレスを回転の中心として時計方向に前記補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスとし、補正回転角度ψの絶対値が上限角度以上で符号が負のときには、実画像域に外接する四辺形の中心を求めて回転変換の中心とし、反時計方向に前記補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスとし、補正回転角度ψの絶対値が上限角度以上で符号が正のときには、実画像域に外接する四辺形の中心を求めて回転変換の中心とし、時計方向に前記補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスとし、上記によって得た転送先アドレスに変換前のアドレスのメモリセルに格納の文字画像データを転送するようにして、文字画像データの転送先画像メモリ領域が、イメージスキャナによる文字画像データの書込みがもともと入力されていないブランク領域、または、すでに転送処理が終了した転送済領域のいずれかになるようにしたことを特徴とするイメージスキャナ入力文字画像データの傾き補正方法。
IPC (2件):
G06K 9/32 ,  G06T 3/60
FI (2件):
G06K 9/32 ,  G06F 15/66 350 A

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