特許
J-GLOBAL ID:200903028797229234

水冷式多気筒ディーゼルエンジンのシリンダヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北谷 寿一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-027520
公開番号(公開出願番号):特開平6-221149
出願日: 1993年01月22日
公開日(公表日): 1994年08月09日
要約:
【要約】【目的】 副燃焼室15と排気弁口14aとの間や吸気弁口13aと排気弁口14aとの間にクラックが生じるのを防止する。【構成】 ジャケット出口16よりみて最上流側から半数に相当する冷却水上昇孔4a・5aは、これに対応する上記ガスケット3の冷却水上昇孔4・5の孔径を大きくし、その余の冷却水上昇孔4・5・6を小さくすることで、上記冷却水上昇孔4a・5aを相対的に大きい孔径に設定する。副燃焼室15と吸気弁口13bとの間を遮断壁21で、シリンダボア8・8間の上側に位置する一方のボス部と吸気弁口13bとの間を遮断壁22でそれぞれ遮断する。シリンダボア8・8間の上側に位置する一対のヘッド固定ボルト用ボス部間に、一対の絞りボス部23・23を対向させて突設する。
請求項(抜粋):
二つの吸気弁口(13a)(13b)と一つの排気弁口(14a)と副燃焼室(15)とを各シリンダボア(8)の上側に配置し、各吸気ポート(13)は、各副燃焼室(15)の横側を通ってボア配列方向と交差する方向に走らせてヘッド一側面に開口するとともに、各排気ポート(14)は吸気ポート(13)と反対方向に走らせてヘッド他側面に開口して多気筒3弁型シリンダヘッド10を構成し、上記シリンダヘッド(10)内にヘッドジャケット(12)を形成し、このヘッドジャケット(12)は、シリンダヘッド(10)の一端に開口したジャケット出口(16)に連通するとともに、吸気ポート(13)・排気ポート(14)・副燃焼室(15)により分岐された複数の通路(12a〜12f)から成り、上記シリンダヘッド(10)の下面に、ガスケット(3)の冷却水上昇孔(456)に対応させて複数の冷却水上昇孔(4a5a6a)をあけ、これらの冷却水上昇孔(4a5a6a)は、吸気ポート(13)の下側通路(12b)に臨ませてあけた冷却水上昇孔(4a)と、副燃焼室(15)の外側通路(12c)に臨ませてあけた冷却水上昇孔(5a)と、排気ポート(14)の下側通路(12a)に臨ませてあけた冷却水上昇孔(6a)とから成り、上記ガスケット(3)の冷却水上昇孔(456)の孔径の大きさを適宜設定することにより、シリンダブロックからシリンダヘッド(10)へ上昇する冷却水(W)の流量を設定するように構成した水冷式多気筒ディーゼルエンジンのシリンダヘッドにおいて、上記吸気ポート(13)の下側通路(12b)に臨ませてあけた冷却水上昇孔(4a)と副燃焼室(15)の外側通路(12c)に臨ませてあけた冷却水上昇孔(5a)のうち、ジャケット出口(16)よりみて最上流側から半数に相当する冷却水上昇孔(4a)(5a)は、これに対応する上記ガスケット(3)の冷却水上昇孔(4)(5)の孔径を大きくするとともに、その余の冷却水上昇孔(4)(5)(6)は小さくすることで、上記冷却水上昇孔(4a)(5a)を相対的に大きい孔径に設定し、上記通路(12a〜12f)のうち、上記副燃焼室(15)の外側通路(12c)から吸気ポート(13)の下側通路(12b)を通る冷却水Wの流れを第1の流れ(12A)と規定し、上記副燃焼室(15)と排気弁口(14a)との間の通路(12f)、及び二つの吸気弁口(13a)(13b)の間の通路(12e)を通る冷却水Wの流れを第2の流れ(12B)と規定し、上記排気ポート(14)の下側通路(12a)と上側通路(12d)を通る冷却水Wの流れを第3の流れ(12B)と規定し、上記副燃焼室(15)と吸気弁口(13b)との間を遮断壁(21)で、シリンダボア(8)(8)間の上側に位置する一方のヘッド固定ボルト用ボス部(19)と吸気弁口(13b)との間を遮断壁(22)で、それぞれ遮断することにより、上記第1の流れ(12A)を形成するとともに、上記ボス部(19)と副燃焼室(15)との間より第1の流れ(12A)を分流させて上記第2の流れ(12B)と合流させ、上記シリンダボア(8)(8)間の上側に位置する一対のヘッド固定ボルト用ボス部(19)(19)間に、一対の絞りボス部(23)(23)を対向させて突設することにより、第2の流れ(12B)の上記合流部での分流を規制するように構成したことを特徴とする水冷式多気筒ディーゼルエンジンのシリンダヘッド。
IPC (3件):
F01P 3/02 ,  F02F 1/38 ,  F02F 1/40

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