特許
J-GLOBAL ID:200903028841114415

画像の手振れ補正装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小池 晃 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-310162
公開番号(公開出願番号):特開平5-122588
出願日: 1991年10月30日
公開日(公表日): 1993年05月18日
要約:
【要約】【目的】 手振れに起因する画像の動きベクトルを小容量のメモリで判定して、手振れ補正を確実に行うことのできる画像の手振れ補正装置を提供する。【構成】 フィールド相関検出部10により画像データのフィールド差分絶対値を検出し、動きベクトル検出部20により画像の動きベクトルを検出するとともに、代表点画素近傍では細かく上記代表点画素から離れるに従って粗くサンプリングした画素に対応するフィールド差分絶対値を用いてフィールド間の相関を示す度数分布表を形成して手振れ判定部30により手振れ判定を行い、画像の手振れに起因する動きベクトルに応じた手振れ補正信号を補正量発生部40により発生し、補正部50により入力ビデオ信号に手振れ補正を施す。
請求項(抜粋):
入力ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像データIk (0,0)をメモリに1フィールド期間記憶する代表点メモリと、現フィールドのブロックの各画素の画像データIk (x,y)と上記メモリから読み出される前フィールドのブロックの代表点画素の画像データIk-1 (0,0)との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)-Ik (x,y)|を算出する減算回路と、上記減算回路により得られたフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)-Ik (x,y)|に基づいて画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、上記減算回路により得られたフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)-Ik (x,y)|について、Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0)なる第1の判定条件を満たし、且つ、上記代表点画素近傍では細かく該代表点画素から離れるに従って粗くサンプリングした画素に対応するフィールド差分絶対値|Ik-1 (0,0)-Ik (Δx,Δy)|が、判定のしきい値をTHI として、|Ik-1 (0,0)-Ik (Δx,Δy)|≧THI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に、この画素に対応する座標の度数f(Δx,Δy)をインクリメントした度数分布表を形成する度数分布表形成回路と、この度数分布表形成回路により形成された度数分布表に基について、上記動きベクトル検出回路が検出した動きベクトルにより指定される座標の度数値が所定値よりも小さい場合に、上記動きベクトルが画像の手振れに起因するものであると判定する手振れ判定回路と、上記手振れ判定回路により画像の手振れに起因するものであると判定された上記動きベクトルに応じた補正量の手振れ補正信号を形成する補正量発生部と、上記補正量発生部から供給される手振れ補正信号により入力ビデオ信号に手振れ補正処理を施す補正部とを備えることを特徴とする画像の手振れ補正装置。

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