特許
J-GLOBAL ID:200903028884462638

電気生理学的測定システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 江崎 光史 ,  三原 恒男 ,  奥村 義道 ,  鍛冶澤 實
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-532925
公開番号(公開出願番号):特表2004-510980
出願日: 2001年10月02日
公開日(公表日): 2004年04月08日
要約:
【課題】この発明は、イオン・チャネルを持つ膜組織、典型的には細胞のような脂質膜組織を持つ構造のイオン・チャネルの電気生理学的特性を測定および/または観測するための高性能なシステムに関する。また、この発明は、複数の細胞の試験ならびに測定を並行して実施するための主電子回路に関する。【解決手段】この発明は、基質上または内に形成された管状通路内における電気浸透流を用いて細胞を測定位置に自動的に配置するための手段を備えた基質を提供する。この電気浸透流は、基質上に、または基質と関連して統合された電気浸透流ポンプによって生起、制御される。それによって、細胞を、試験ならびに測定を実施するための複数の部位に有利な測定構成で配置することができる。
請求項(抜粋):
イオン・チャネルを持つ脂質膜組織内のイオン・チャネルの電気生理学的な特性を測定および/または観察するための基質において、 この基質がイオン・チャネルを持つ脂質膜組織を保持するための第一の部位を有し、この部位が基質内に一つの通路を有し、この通路の第一の端部が基質の第一の上方表面部にある第一の領域と接しており、この通路の第二の端部が第一の管状通路にある第二の領域と接しており、 ならびに、この基質が前記の第一の領域と電気的に接触する一つの基準電極を有し、 ならびに、この基質が前記の第二の領域と電気的に接触する一つの作用電極を有し、 ならびに、この基質が第一の管状通路に第一の電界を生成するための一つ以上の電極を有し、この追加の電極が、この第一の電界によって第一の管状通路内に保持されたイオン溶液に流れを誘導するような寸法と位置にあり、前記の通路の第二の端部と第一の管状通路が、第一の管状通路内のイオン溶液が前記の第一の領域から前記の第二の領域に向けての、またはその逆向きの、この通路を通る流れを生成するような寸法で構成されており、 ならびに、前記の通路の第一の端部が前記の部位に保持されたイオン・チャネルを持つ脂質膜組織に対する絶縁部を形成するように調整され、このことによって基質、絶縁部および脂質膜組織が部位の第一の領域を第二の領域から絶縁することとなり、その結果前記の基準電極と作用電極間の電気信号を測定および/または観察することによって、この膜組織の一つ以上の電気的特性を測定および/または観察することが可能となる基質。
IPC (3件):
G01N27/416 ,  G01N27/00 ,  G01N27/30
FI (5件):
G01N27/46 336M ,  G01N27/00 Z ,  G01N27/30 A ,  G01N27/30 F ,  G01N27/46 336B
Fターム (4件):
2G060AA15 ,  2G060AE40 ,  2G060AF06 ,  2G060AF20

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