特許
J-GLOBAL ID:200903028904242532

L-アスパラギン酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-310831
公開番号(公開出願番号):特開平8-205880
出願日: 1995年11月29日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】【課題】マレイン酸及び/又は無水マレイン酸を原料とした工業的有利なバランスのとれたL-アスパラギン酸の連続的製造プロセスを提供する。【解決手段】次の工程:(工程?@)マレイン酸モノアンモニウムを出発原料とし、酵素処理によりL-アスパラギン酸アンモニウム含有の水溶液を得る工程、(工程?A)工程?@で得たL-アスパラギン酸アンモニウム含有の水溶液から、蒸留操作(ストリッピング操作を含む)によりアンモニアを除去する工程、(工程?B)工程?Aで得た水溶液に、無水マレイン酸及び/又はマレイン酸を加えて、L-アスパラギン酸を晶析させスラリーを形成する工程、(工程?C)工程?Bで得たスラリーからL-アスパラギン酸結晶と母液を固液分離する工程、および、(工程?D)工程?Cで得た母液を工程?@に供給するリサイクル工程からなるプロセスによりL-アスパラギン酸をの製造する。
請求項(抜粋):
マレイン酸及び/又は無水マレイン酸を原料としてL-アスパラギン酸を製造するプロセスにおいて、?@ 後記の晶析工程で回収したマレイン酸モノアンモニウムを含む水溶液を異性化した後、アンモニアの存在下、アスパルターゼ又はこれを産生する微生物の作用によりL-アスパラギン酸アンモニウムを生成する酵素処理工程、?A ?@工程で得た反応液を蒸留又はストリッピングすることにより、生成したL-アスパラギン酸アンモニウムの実質的全てをモノアンモニウム塩とする脱アンモニア工程、?B ?A工程で得た溶液を酸析剤としてマレイン酸及び/又は無水マレイン酸を用い晶析することによりL-アスパラギン酸結晶を得る晶析工程、?C ?B工程で得た結晶含有スラリーから前記結晶を回収する固液分離工程、?D ?C工程で得たマレイン酸モノアンモニウムを含む母液を上記?@工程に反応原料として供給するリサイクル工程、を包含することを特徴とするL-アスパラギン酸の製造方法。

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