特許
J-GLOBAL ID:200903028906372239

クライオスタットへの液体ヘリウム補給装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-064567
公開番号(公開出願番号):特開平7-243712
出願日: 1994年03月08日
公開日(公表日): 1995年09月19日
要約:
【要約】【目的】 液体ヘリウムを収容し、極低温にて測定や実験を行なうためのクライオスタットに対して、その実験・測定を行なっている間に液体ヘリウムを補給するための装置として、簡単かつ低コストでしかもクライオスタットの断熱機能を損なわないようにした装置を提供する。【構成】 クライオスタットの上部からガス回収管路によってクライオスタット内の蒸発ヘリウムガスを再凝縮装置へ導き、そのヘリウムガスを再凝縮装置において冷凍機の冷媒と熱交換させて冷却・再凝縮させ、得られた液体ヘリウムを液溜め部に一旦受入れ、さらに液溜め部の底部から補給管路を経てクライオスタット内へ補給するようにした。液溜め部はクライオスタット内の液体ヘリウムの液面よりも高い位置に位置させ、水頭差により液体ヘリウムの自重でクライオスタット内へ移送させ、かつ再凝縮時にガス側の圧力が低下することを利用してクライオスタット内から蒸発ガスをガス回収管路に吸い込ませる。
請求項(抜粋):
液体ヘリウムを収容したクライオスタット内へ液体ヘリウムを補給するための補給装置において、前記クライオスタット内で蒸発したヘリウムガスを外部へ導くためのガス回収管路の一端側が、前記クライオスタットの上部に着脱可能に取付けられ、そのガス回収管路の他端側は、ヘリウムガスを冷却して再凝縮させるための再凝縮装置に導かれており、この再凝縮装置は、冷凍機と熱交換器とを備えていて、その冷凍機内の冷媒と前記ガス回収管路からのヘリウムガスとを熱交換することによりそのヘリウムガスを冷却および再凝縮させるように構成され、さらに再凝縮装置内には、再凝縮されて得られた液体ヘリウムを受ける液溜め部が設けられており、その液溜め部の底部に補給管路の一端が連結され、その補給管路の他端側は前記クライオスタット内に挿抜可能に挿入され、また前記液溜め部は、その底部が前記クライオスタット内の液体ヘリウムの液面よりも上方に位置するように配設され、さらに前記補給管路は、その最も高い位置の部分でも前記液溜め部の底部よりも下方に位置するように設定されていることを特徴とする、クライオスタットへの液体ヘリウム補給装置。
IPC (4件):
F25B 9/00 ,  F17C 6/00 ,  F25D 3/10 ,  G12B 15/02
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-140275
  • 特開平1-174865

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