特許

J-GLOBAL ID：200903028926470504

内燃機関の排気浄化装置

発明者： 松下 宗一 ,  小林 辰夫 ,  松浦 幸三 ,  藤本 正男 ,  瀧 昌弘 ,  横田 幸治
出願人/特許権者： トヨタ自動車株式会社 ,  株式会社豊田中央研究所
代理人 (1件)： 宇井 正一 (外4名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-248259
公開番号（公開出願番号）：特開平7-102948
出願日： 1993年10月04日
公開日（公表日）： 1995年04月18日
要約：

【要約】【目的】 NOX 吸収剤の再生操作実行により運転者の予期しない機関出力トルクの変動が生じることを防止する。【構成】 リーン空燃比運転を行う内燃機関1の排気通路3に上流側から、NOX 吸収剤5とNOX 選択還元触媒6とを配置する。エンジン制御回路(ECU)20はNOX 吸収剤5内のNOX 吸収量を機関負荷条件に基づいて算出し、NOX 吸収量が所定値以上になった場合に還元剤供給装置11からNOX 選択還元触媒6に還元剤を供給する。NOX 吸収剤のNOX 吸収量が増大して吸収能力が低下した場合でも、下流側に流出する排気中のNOX はNOX 選択還元触媒により還元浄化されるため、一定時間毎に機関空燃比をリッチに切り換えてNOX 吸収剤の再生を行う必要がなく、予期しないトルクショックが生じることが防止される。

請求項（抜粋）：

リーン空燃比の燃焼を行うことのできる内燃機関の排気通路に配置された、流入する排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOX を吸収し、排気酸素濃度が低下したときに吸収したNOX を放出するNOX 吸収剤と、前記NOX 吸収剤下流側の排気通路に配置された、リーン排気空燃比条件下で排気中のNOX を還元剤と選択的に反応させ得るNOX 選択還元触媒と、前記NOX 吸収剤とNOX 選択還元触媒との間の排気通路に還元剤を供給する還元剤供給装置と、前記NOX 吸収剤に吸収されたNOX 量を検出する検出手段と、前記NOX 吸収剤に吸収されたNOX 量が所定値以上になったときに、前記還元剤供給装置から前記NOX 選択還元触媒に還元剤を供給する制御手段とを備えた内燃機関の排気浄化装置。