特許
J-GLOBAL ID:200903028969807820

プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-348267
公開番号(公開出願番号):特開平9-164912
出願日: 1995年12月19日
公開日(公表日): 1997年06月24日
要約:
【要約】【課題】 プリテンショナー始動時における駆動手段の巻締め駆動力の衝撃を緩和し、巻取り軸を効率良くスムーズにウェビング巻取り方向へ回転させる。【解決手段】 巻取り軸4に配設されたクラッチリング14と軸心周りに相対回転可能に支持されるクラッチ外輪12は、該クラッチリング外周面との間に略くさび状の空間を構成するカム面12b と、該くさび状空間内に配設されてクラッチリング係合方向に移動可能なローラピン10とを備える。回転円板17とクラッチ外輪12との間には、該回転円板17の回転によりクラッチ外輪12を増速回転すべく遊星歯車装置35が配設される。該ローラーピン10の移動を阻止するホルダー8は、細い接続部8dを介して回転円板17に係止される。クラッチ外輪12が車両衝突時に回転円板17に対し増速回転されると、クラッチリング14とカム面12b にローラーピン10が噛み込まされた後、ホルダー8の細い接続部8dが破断される。
請求項(抜粋):
回転部材を介してリトラクターの巻取り軸に回転トルクを伝達可能な駆動手段により、巻取り軸をシートベルトの弛みが除去される方向に回転させるプリテンショナーを備えたシートベルト用リトラクターであって、前記巻取り軸に配設されたクラッチリングと軸心周りに相対回転可能に支持される回転駆動部材は、該クラッチリング外周面との間に略くさび状の空間を構成するカム面と、該くさび状空間内に配設されてクラッチリング係合方向に移動可能な噛み合い要素とを備えると共に、前記回転部材との間には該回転部材の回転により増速回転すべく増速歯車伝動装置が配設されており、前記回転部材に係止されて前記噛み合い要素のクラッチリング係合方向への移動を阻止する保持手段は、車両衝突時に回転駆動される回転部材と回転駆動部材との回転角度差に応じてクラッチリング外周面とカム面に噛み合い要素を係合させた後、回転部材に対する係止状態が解除されるように構成されていることを特徴とするプリテンショナー付きシートベルト用リトラクター。

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