特許
J-GLOBAL ID:200903028977171099

無水ピロメリット酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-068479
公開番号(公開出願番号):特開2000-001484
出願日: 1999年03月15日
公開日(公表日): 2000年01月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 1,2,4,5-テトラアルキルベンゼンを触媒層が充填された固定床多管式反応器に供給して接触気相酸化することにより、高純度の無水ピロメリット酸を高収率で製造する。【解決手段】 触媒層を少なくとも2層に分割し、反応ガス出口側の層および原料混合ガス入口側の層に下記触媒AおよびBを充填する。触媒A:Va(A)bPcAgd(B)eOxを含有する触媒[(A)はMoおよびWから選ばれる少なくとも1種の元素、(B)はアルカリ金属およびアルカリ土類金属から選ばれる少なくとも1種の元素を表し、a〜eおよびxはそれぞれの原子比を表す。]。触媒B:VaTib(C)c(D)dCeeOxを含有する触媒[(C)は希土類元素(セリウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の元素、(D)はP、Sb、Hf、Nb、Ta、BおよびSから選ばれる少なくとも1種の元素を表し、a〜eおよびxはそれぞれの原子比を表す。]。
請求項(抜粋):
1,2,4,5-テトラアルキルベンゼンおよび分子状酸素を含有する原料混合ガスを触媒層が充填された固定床多管式反応器に供給し接触気相酸化を行うことにより無水ピロメリット酸を製造する方法において、該触媒層を反応ガス出口側の層と原料混合ガス入口側の層との少なくとも2層に分割し、反応ガス出口側の層に下記一般式(1)Va(A)bPcAgd(B)eOx (1)ここで、Vはバナジウム、Pはリン、Agは銀、(A)はモリブデンおよびタングステンから選ばれる少なくとも1種の元素、(B)はアルカリ金属およびアルカリ土類金属から選ばれる少なくとも1種の元素、Oは酸素元素を表し、a、b、c、d、eおよびxはそれぞれの原子数を表し、a=1としたとき、0<b≦2、0<c≦1、d=0〜0.2、e=0〜0.1であり、xは酸素元素以外のそれぞれの元素の酸化状態によって定まる数値である、で表される触媒Aを充填し、原料混合ガス入口側の層に一般式(2)VaTib(C)c(D)dCeeOx (2)ここで、Vはバナジウム、Tiはチタン、Ceはセリウム、(C)は希土類元素(セリウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の元素、(D)はリン、アンチモン、ハフニウム、ニオブ、タンタル、ホウ素および硫黄から選ばれる少なくとも1種の元素、Oは酸素元素を表し、a、b、c、d、eおよびxはそれぞれの原子数を表し、a=1としたとき、0<b≦500、0<c≦0.5、d=0〜1、e=0〜0.5であり、xは酸素元素以外のそれぞれの元素の酸化状態によって定まる数値である、で表される触媒Bを充填する、ことを特徴とする方法。
IPC (3件):
C07D307/89 ,  B01J 27/18 ,  C07B 61/00 300
FI (3件):
C07D307/89 C ,  B01J 27/18 X ,  C07B 61/00 300

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